成功体験を積ませて自信をつけさせることが大事

前回は私のスパルタ指導による厳しい勉強のさせ方で、息子が宿題拒否を始めてしまったという失敗談を少し綴りました。教育家庭で育った親にアルアルの母親による無駄に情熱的な学習指導。

勉強は親から強要させられた瞬間から苦痛なものへと変わります…。早く周囲との遅れを取り戻さねば!と親が焦る気持ちもわかります。

でもそこはグッと堪えて、地道に我が子のペースで頑張ることが大事だと常々感じるのです。今回は、息子の宿題拒否をどう克服したかをお話しします。

親のプレッシャーがP助を追いつめていたと反省…

ノート指導の時間に先生から聞いた、授業中の息子の様子が我が身を反省する大きなきっかけとなりました。

授業中には解けていた問題が、家で復習するとなぜか全然理解できていないことが続き、毎回とても不思議に思っていたのですが、その理由が明らかに。なんと、できない問題があるとキョロキョロして友だちの答えを必死で写しているというのです。

「『正解しなきゃ!』っていう気持ちが強くてそういう行動に出てしまうんだと思います」

と授業後のノート指導で先生から言われて、私はひどくショックを受けました。息子にそんな情けない行動をさせてしまっている原因は、間違いなく私にあったからです。実際、何度教えても理解しないと、私も段々不機嫌になってしまうことが多々ありました。

週末になると気力と体力の限界が訪れる

ワンオペ育児の我が家では、子ども2人の保育園お迎えから寝かしつけまですべて私一人で行っています。18時に保育園のお迎えをして、それから夕飯の準備をしつつP助の勉強を見るのは、私にとってはダブルワークならぬトリプルワークぐらいの負荷がかかっていました。

このまま無理強いをして勉強嫌いにさせてしまっては本末転倒です。もっと親子で楽しく学ぶ方法はないかと模索したときに、一度今のやり方をリセットしようと思い立ちました。もともと机に座って学習する習慣が全くなかったP助にとって、毎日1〜2時間も机で勉強するというのはかなりハードワークだったはずです。

簡単な問題から徐々にやる気を高めるのが効果的

そもそも授業の内容についていけるレベルにまで達していないので、もっと基礎から少しずつ教えていかないといけないなと感じていました。

毎週、授業の復習や宿題の課題だけで4〜5時間と尋常じゃなく時間がかかってとても大変であることをノート指導のときに先生に相談したところ、

「『S1テキスト』というワークブック3冊(国語、算数、知育)を1日1ページずつやらせるようにしましょう」

とアドバイスを受けました。

ちなみにこちらのワークブック、通常教材には含まれない別売りのものなので最初はやらせるつもりはなかったのですが、1日1ページずつだったら私にもP助にもそこまで負荷ではないかも…と思い直して試しに購入してみることに。

するとこれがP助にはとても合っていたようです。やさしい問題からスタートして徐々にレベルアップしていくので、自分の力で解けたことが自信に繋がって、もっとやりたいと一人で黙々とこなすようになりました。

今でも保育園から帰ってくるとすぐに「今日は緑のプリント(知育)をやりたい!」と言って、せっせとワークを進めています。1日1ページと言われていたプリントも、調子がいいときは30ページ分に当たる1冊分を1日で終わらせてしまうほど没頭していることも。(先生には1日1ページのペースでやることが大事と言われてしまいましたが)

好きなことに夢中になれる人生を息子にプレゼントしたい

教育に熱心な親であれば、勉強を教えながら簡単な課題もこなせない我が子にひどく落胆してしまったり、イライラしてしまったりすることだってきっとあると思います。そして、子どもはそんな親の心理状態をとても敏感に感じ取るもの。親を喜ばせるために勉強しなければいけないと勝手に思い込んで、健気に努力するようになります。

でも、学ぶことの動機が自分の好奇心から生まれるものではない場合、勉強はとても辛いものに変わります。将来、子どもを勉強嫌いにさせないために、親は勉強を強要するのではなく、一緒にできたときの喜びや知ることの楽しさを教える、という姿勢を崩さないことが大事です。

私はこれからのヘーグル教育の中で、「勉強って楽い!」とP助が心から思える瞬間をたくさん見つけてあげて、子どもの好奇心の芽を大事に大事に育ててあげたいと思っています。

他人の評価なんて気にせずに、本人が心の底から楽しいと思える何かを見つけられた子は無敵です。どんな努力家だって、好きなことに夢中になって熱狂している人には敵わないからです。何かに夢中になれる人生を、私は息子にプレゼントしたいのです。

今後も楽しみながら学ぶ方法を模索していきたいと思います。次回はP助と初めて取材兼ねて親子二人旅をしてみて気づいたことを綴りたいと思います。