子育ての知恵ぶろぐ

〜ヘーグル公式ブログ〜

第183回「小学生低学年からのテストが危険!」

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最近の首都圏の中学受験は、過熱しています。

1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の
公立小学校卒業予定者は前年の97.4%で、
2.6%減少しています。

一方、2月1日に私立中学を受験した人は
前年の102.6%と2.6%増加しています。

他の日程から2月1日に入試日を移した
学校もあるため、数値が伸びやすい
事情はありますが、リーマンショック以降で、
ここまで如実に中学受験者数が増加した年は
ありません。

その背景には、大学入試改革があると
考えられています。

大学入学共通テストの全容がわからず、
内部進学が保証される大学付属系の学校に
入れておきたいという保護者が増えている
からです。

そのようなことを踏まえて、
できるだけ早くから対策を打とうと
躍起になっている保護者も少なくありません。

特に、11月は無料テストのオンパレードです。

しかし、
自分の子どもの勉強のレベルはどうなのかと、
安易に受験することには危険もあります。

こんな一般の投稿がありましたので
一部引用します。

ここから————————————-

全国小学生テストを小学1年生の娘が初受験。
結果を見て人生で初めて涙の挫折を味わう

長女とテストを受けるかどうかを話し合った結果、
「うん、私、テスト受けてみる!」

子どもの意思を尊重して、テストを早速受験させて
みることにしました。

「試験どうだった?出来た?」

長女はあまり浮かばない様子で、
「あまり出来なかった…。」

そして試験から2週間ぐらい過ぎた後に、
テストの結果を取りに行きました。

夫と一緒に取りに行ったのですが、帰ってくるなり、
ギャーー!と大泣きです!

長女の顔中が、涙と鼻水でグチャグチャです。

「だって、わかんなかったんだもん。」

その日の午前中はそうとう悔しかったのか、
ずっと泣きじゃくっていました。

あまりにもテストが出来なかったことが、
小さな子どもにとっても悔しかったのでしょう。

だってね、だってねと言っておりましたが、
最後は喉が枯れるぐらい泣き疲れ果てて
いました。

人生で初めての挫折を味わったのです。

その日のお昼に母はおいしいジャンボ餃子を
ラーメン屋でかぶりつきながら、
長女のこれからの教育を
どのようにしたらいいのか、
頭でグルグルと考えていたのでした。

実は夫も私も、
小中とずっと勉強ばかりの生活でした。

夫は、小1からずっと塾通いでした。

共働きで育った夫は行くところが塾しかなく、
頭はトップの成績だったのに家のカネ問題で
進学断念です。

私も小4からずっと塾通いでしたが、
何1つとしていい思い出が残っていません。

こんな夫婦だから、塾というものには子どもを
行かせたくないのです。

———————————-ここまで

このようなケースは少なくないように思います。

親は、軽く考えていても子どもにとっては
大きな出来事です。

ここで一番問題なのは、
子どもや親の潜在意識に、テストの結果が
刻印されてしまうことです。

このような現象を心理学では「レッテル化」と
言いますが、親も子も実力はこんなものだという
意識が根を生やしてしまうことが危険です。
小学生(特に低学年)はテスト慣れを
していません。

問題用紙と解答用紙が別々だったり、
指示の仕方が少しでも違うと、何をしていいのか
わからなくなってしまいます。

つまり、
学力を測る以前の問題がある場合が多い
のです。

ですから、親が冷静に状況を判断し、
適切な言葉がけができる準備をしておかなければ
いけないのです。

ましてや、親の方がテストの結果に狼狽し、
子どもをなじるなどの行為をするのは
もってのほかです。

また、小学生の持っている能力を
単なる学力テストで測ることはできません。

子どもには、多くの可能性があり、
これからの時代はそのような測りきれない
ポテンシャルがモノを言います。

ですから、その結果は子どものごく一部分しか
現していないことを肝に銘じておかねば
なりません。

このようなテストは、
一見子どものためにあるように見えますが、
実は親のテストでもあるのです。