子育ての知恵ぶろぐ

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第208回「子どもの輝く未来をつくる 『感謝の心』と『素地力』」

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社会活動家:上所重助氏(かみところしげすけ)の
作品の中で「おかげさま」という有名な詩が
あります。

「おかげさま」

夏が来ると「冬がいい」と言う 
冬が来ると「夏がいい」と言う

太ると「痩せたい」と言い 
痩せると「太りたい」と言う

忙しいと「暇になりたい」と言い 
暇になると「忙しい方がいい」と言う

自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い 
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
 

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
 

衣食住は昔に比べりゃ天国だが 
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり

 
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか

 
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう

 
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と
暮らしたい
計23年間プロ野球4球団で監督として
選手の育成に関わってきた野村克也氏は、
この詩から、
現在の選手に最も欠けているものは、
「感謝の心」だと、
氏の著書「野村ノート」の中で語っています。

彼は「我々の時代はそれが当然だったが、
親に楽をさせたいという思いが
一流と呼ばれる人たちの原動力だった。

逆にいえば、一流と呼ばれる人間で
親を大切にしない者はいなかった。

親孝行とはすなわち感謝の心である。

この感謝こそが人間が成長していくうえで
もっとも大切なものである、
というのが私の持論であり、
そうした成長の集大成がチームとしての
発展につながっていく」と説き、
「人づくり」の重要性を説いています。

そして、「人づくり」をベースに、
次の五原則に従って監督を続けてきた
言います。
①「人生」と「仕事」は常に連動しており、
仕事を通じて人間形成、人格形成を
していくものだということ。

人間は「生きるため」と「存在するため」
に生まれてくる。
すなわち価値観と存在感だが、
その人の価値や存在感は
他人が決めるものであり、
他人の評価こそが正しい
ということになるという
「人生論」が確立されていないかぎり
良い仕事はできないということを
肝に銘じておくこと。

③野球をやるうえで重要なのは、
「目」(つけどころ)、「頭」(考え方)、
「感性」(感じる力) の三つであること。

④技術的能力の発揮には次の三点、
「コツ」(自身の感覚)、
「ツボ」(相手の情報をおさえる)、
「注意点」(自身に対する意識付け)が
重要となること。

⑤情報収集と活用、観察力、分析力、
判断力決断力、先見力、ひらめき、
鋭い勘等々、無形の力を身につけることが
極めて重要であること。
以上のことを実行するためには、
猛練習で基礎体力作りや
技術力のレベルアップに励むことが
前提であるとし、
だから、プロフェッショナルとは
「当たり前のことを当たり前にやる」
ということになると結んでいます。
この野村氏が掲げる五原則は、野球だけでなく、
仕事、生活、そして教育にも
共通する部分があります。

五原則の中にある能力・スキルを
身に付け発揮するには
猛練習でベースを作ることが重要と言っていますが、
ヘーグルは子どもが全ての分野で
より高い成果を発揮できるように、
あらゆる能力の時代=「素地力」をつける教育を
行っています。
~志のある人間に 第206回『野村ノート』を参照~