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子育ての知恵ぶろぐ

第165回 「謝ったら死ぬ病」にかからないように

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今、「謝ったら死ぬ病」が
流行っています。

自らの非を認めたら、
その瞬間に死が訪れると
信じているような「病」を
言います。

もちろん、
正式な病名ではなく、
SNSで使われている言葉です。

この「病」の特徴は、
すぐに謝れば
解決するかもしれないのに、
過ちをかたくなに認めない、
問題点を追及されると
ごまかしたり攻撃したりします。

どうしてこのような「病」に
かかってしまうのでしょうか。
この「病」にかかる人は、
年齢が高い人が多いのですが、
若者も少なくないと言います。

自分に自信がなかったり、
上下関係がはっきりしていて
上の立場にいるというだけで
下の立場にいる人に
素直に謝ることができないのです。

この「病」の根底にあるのは、
「謝罪をする=今の自分の立場を失う」
という意識です。

これがあると、
何とか自分の立場を守ろうとか、
必死に謝らない理由を
探したりします。

また、
「自分は常に正しい、
間違っているのは常に相手の方だ」
と考える人にも
その傾向は強く表れます。

また、
プライドが高すぎる人にも
このような傾向が表れやすいのです。

このような「病」にかかってしまうには、
「もう一つの病」の存在が
関係してきます。

それは、
「謝らせないと死ぬ病」です。

本来謝罪とは、
自分の非を認めて
それを公の場で謝るという
“善良な行為”です。

この行為が成立するためには、
そういった謝罪の行為を受け入れる
ある程度寛容な社会の存在が
必要です。
ところが、
「謝罪をした人」を
「大罪人」でもあるかのような扱いをし、
二度と立ち直れないような状況に
近いところまで追い込む
といったような行為が
横行しています。

いったん人が謝ると、
さらに調子に乗って突っ込んできます。

「許す」という行為よりも
「謝っても許さない」という意識が
根底にあります。

このようなことは、
今に始まったことではありません。

昔からあります。
しかし、
SNSが流行ってからは
様子が違います。

当事者とは何の利害関係もない人々が
安易な発言をします。

公的に謝罪する必要のない事柄まで、
謝罪を求めるケースもあります。
このように考えてくると、
今の社会が様々な思考法の罠に
かかっていることがわかります。
家庭においても、
社会的にはこのような背景がある
ということを子どもたちに語り、
もっと俯瞰的で長期的な思考で
物事をとらえていかなければならない
ことを教えましょう。

また、
このような思考の罠に
はまっていないかを
点検する必要があります。

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