子育ての知恵ぶろぐ

〜ヘーグル公式ブログ〜

第175回「スティーブ・ジョブズが子どもに制限したことは?」

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スティーブ・ジョブズといえば、
最先端技術の代名詞とも言える人ですが、
子育てにおいては、
子どもたちがデジタル機器に触れる時間を
厳しく制限していたそうです。

2014年9月10日付のNew York Timesの記事の
翌日に書かれたコラムが話題になりました。

「中高生のためのシンガポール留学」
を推進する新美真理子氏が翻訳したブログから
一部引用させていただきます。
(前略)
2011年に亡くなったジョブスは、
テクノロジーに関して本能的な才能があったが、
親としてはローテクを貫き、
子どもたちの電子機器の利用を
厳しく制限すべきだと固く信じていた。

「私達は、
子どもたちのテクノロジー機器の利用を
制限しています。」と、
ジョブスは2010年、
我が子のハイテク機器利用時間が
増えることを心配して語った。

現代の親なら百も承知だろうが、
iPhoneやiPadは子ども達にとって
非常に魅力的だ。

これら手のひらサイズの機器は
最先端のおもちゃである。
長い休暇、長いドライブの間などの
親が忙しい時に、親の代わりとなって、
子どもたちを喜ばせ、
気晴らしをさせ、
静かにさせてくれる。

しかし、
こうした超便利な助っ人に感謝する前に、
それらの機器が子どもたちに及ぼす
潜在的な害について
心配すべきなのではないか?
スティーブ・ジョブズはそう考えていた。

ジャーナリストのニックビルトンは、
ジョブスに
彼の子どもがどのくらいiPadに
夢中なのかを聞いた時の返事に
驚いたことを回顧する。

「子どもたちは、
(iPadを)まだ使ったことがないのです。
私は子どもたちのハイテク利用を
制限しています。」
「私はあっけにとられ、
開いた口がふさがりませんでした。

ジョブスの家ともなれば
ハイテクオタクの天国のような場所を
想像していたからです。

壁は巨大なタッチパネルで、
食卓にはiPadが埋め込まれていて、
お客さんにはチョコレートのように
iPodがプレゼントされるような。

『いいや、それとは程遠いね』と
ジョブスは答えたのです。」
子どもがタッチスクリーンの機器で
遊ぶことに関して
大きな懸念を抱いているハイテク教祖は
ジョブスだけではない。
「ワイアード(Wired)」の元編集長、
クリス・アンダーソンも、
子どもたちが家庭にあるデジタル機器を
使用する時間を
親は厳しく制限すべきだと確信している。

「子どもたちは私たち夫婦が厳しすぎる
と文句を言います。

友達の家には
こんなに厳しいルールはないってね。

でも、それは
我々は誰よりも技術の危険性を
見てきているからです。

自分自身でも感じています。

子どもたちの身にそのようなことは
起こってもらいたくないのです。」
UCLA大学の研究者たちが
最近発表した研究によると、
数日間、電子機器利用を禁止しただけで、
子どもたちの社交スキルが
またたくまに向上したそうだ。

このことは大いに考える材料を与えてくる。

なぜなら最近のリサーチで
平均的なアメリカ人の子どもは
1日に7時間半以上スマホや他のスクリーン
(テレビ、パソコン、ゲームなど)
を見ていると言われているからである。

ジョブスは
間違いなくハイテクの天才であった。

しかし彼は
深夜までスクリーンを見つめて
アングリーバードで遊んだり、
Facebookで近況を更新し続けたりは
してこなかった。

「スティーブ・ジョブス」の著者、
ウォルター アイザックソンは、
このアップル共同設立者の家で
多くの時間を過ごしたが、
そこで見たのは、
スクリーンタイム(画面を見つめる時間)
よりも、
フェイス・トゥ・フェイス
(面と向かった)の
家族の会話を優先するジョブスの姿だった。
「毎晩、スティーブは決まって、
キッチンの長いテーブルで夕食をとり、
本や歴史や様々なトピックについて
話し合うのです。

誰もiPadやコンピューターを使いません。

子どもたちは
デジタル機器中毒になっているようには
全く見えませんでした。」

だから、
アップルやサムソンや他のハイテク企業が、
最新の小型ハイテク機器がなければ
人生物足りないと感じさせるような宣伝を
暗にしてきたとしても、
そうした機器の創始者が
全く違う考えだった事を
忘れないで欲しい。