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〜ヘーグル公式ブログ〜

第197回「上場企業人事担当者が 採ってよかった大学1位は?」

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日本経済新聞社と日経HRが、
2016年4月から18年3月の2年間で、
全上場企業と一部有力未上場企業4750社に
調査をしました。

質問の全項目を
「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」
の4つの側面に分けて、
それぞれの平均値を出しました。
その中で、総合ランキング1位に輝いたのは、
「筑波大学」でした。

独自の学位プログラム「筑波スタンダード」は
学生本位の学びを提供していて、
「行動力」(4位)、「対人力」(2位)、
「知力・学力」(5位)、「独創性」(3位)と
4つの側面でまんべんなく高評価を取りました。

同大は建学以来、専門分野に閉じこもるのではなく、
学問横断的な履修カリキュラムを
実践してきました。

2007年度からはその土台の上に、
「筑波スタンダード」と名付けた
国際的な互換性を備えた学位取得システムを構築。

ユニークな学びの環境を整備してきたことが、
学生の資質向上という形で
企業の人事担当者には映っているようです。
総合ランキング2位は京都大学で、
「知力・学力」と「独創性」で1位でした。

総合3位の東京農工大学は「行動力」で1位、
「対人力」で5位となるなど筑波大学と同様、
4側面全てでトップ10入りしました。
総合上位10校ではこのほか横浜国立大学(6位)、
早稲田大学(8位)
それぞれ3側面でトップ10に入りしています。

偏りの少ないオールラウンド型の人材を
人事担当者は求めているようです。
一方、
「採用を増やしたい大学」1位の弘前大学です。

「地頭の良さもあるが学生の質が高い」
(流通)という声がありました。

同大は総合ランキングでも21位に付けました。
2位の東北工業大学は
「学生セミナーが充実」(建設)との声があり、
大学側の取り組みで「
就職支援に熱心に取り組んでいる」
の項目で3位に付けました。

同じく2位の流通経済大学
「地域に根付いているイメージが強い」
です(建設)。

女性の社会参画促進の機運を背景に、
7位には安田女子大学が入りました。

「一貫した独自の教育を実施しており、
優れている」(電機)
と評価する声がありました。
大学の取り組みに関する質問では、
「就職支援に熱心に取り組んでいる」
とのイメージが最も強かったのは
名古屋工業大学です。

「(大学主催の)就職イベントが
たくさん実施されている」
(車体部品メーカー)との声がありました。
「授業の質の改善に熱心に取り組んでいる」
のイメージが強かったのは、
東京国際大学や金沢工業大学、
名古屋外国語大学でした。
採用選考の場で
学生のどんな点を重視するかを聞くと、
回答が最も多かったのは
「コミュニケーション能力が高い」で90%。

「主体性がある」「チャレンジ精神がある」
がそれぞれ87%、84%で続きました。

学力や能力よりも、協調性や本人の意欲など
人柄を重視する人事担当者、が多いようです。
最近、大学入試改革が盛んに叫ばれています。

その影響もあって、
中学入試はここ数年受験者が増加しています。

さらに、首都圏の大学は、
先日のメルマガでも取り上げたように
大都市圏の大学は、
定員の1.1倍(18年度)までしか
合格者数を出せないため、
大幅に絞ってきています。

さらに追い打ちをかけるのが
「23区の私大定員抑制」法案です。
東京一極集中の是正で、
東京への流出で地方の若者が減り、
地域の活力が低下しているとして、
地方大学の振興と雇用機会の創出を
目的としています。

このような流れから考えると、
大学選びもできるだけ広い選択肢を
考えていくのもいいのかもしれません。

地方の大学で自活する経験をさせて、
さらに人間的に大きく成長させるとか、
海外も含めて選択肢の幅を大きくしていくのも
いいと思います。