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子育ての知恵ぶろぐ

子育ての知恵ぶろぐ 第454回 「ほめ過ぎ文化の弊害」を考える

「ほめ過ぎ文化の弊害」を考える近年、日本の子育てや教育現場で
「ほめて育てる」手法が
広く取り入れられています。

たしかに
「ほめて育てる」という手法で
大きな効果が表れているのも
事実ですし、それを否定するつもりは
ありません。

しかし、
最近の子どもたちを見ていると、
「心」が弱くなっているのでは
ないか?
という疑問もあります。

過度な「ほめすぎ」が
子どもたちの成長に
どのような影響
を及ぼしているのか、
また、日本と海外の
教育文化の違い
がどのように
関与しているのかを
よく考えてみる必要があるように
思います。

心理学博士の榎本博明氏は、
欧米流の「ほめて育てる」手法を
日本にそのまま導入することの
弊害
を指摘しています。

具体的には、
子どもが傷つきやすくなり、
努力を避け、意志が弱くなる傾向

見られると述べています。

1. 挫折耐性の低下

過度にほめられることで、
子どもは自分が特別であると過信し、
現実とのギャップに直面した際に
大きな挫折を感じる可能性が
あります。

これにより、困難に立ち向かう力が
育ちにくくなります。

2. 努力の軽視

結果だけをほめることで、
努力の過程が軽視される傾向が
あります。

その結果、子どもは
努力することの重要性を理解せず、
困難な課題に直面した際に
粘り強く取り組む姿勢が
育ちにくくなります。

3. 自己評価の歪み

過度な称賛は、
子どもの自己評価を過剰に高め、
他者との協調性や共感力の欠如を
招く可能性があります。

これにより、社会性の発達に
支障をきたすことが懸念されます。

4.挑戦意欲の減退

褒められることに
慣れすぎた子どもは、
「失敗するのが怖い」
「うまくいかないと評価されない」
というプレッシャーを
感じるようになります。

そのため、リスクを取らずに
「確実に成功できることしかやらない」傾向が強まります。

これは、社会に出たときに
大きな障害となります。

日本では、
失敗すると恥ずかしいという
意識が強く、挑戦すること自体を
避ける傾向があります。

これは、「失敗しても大丈夫」
「次につなげればいい」
と考える海外の文化とは対照的です。

欧米では、
子どもの良いところだけでなく、
改善すべき点もはっきり指摘します。

「ここがダメだから、
こうした方がいい」
と具体的なフィードバックを
受けることで、
子どもは自分の課題を認識し、
努力する習慣が身につきます。

5.「本当の強さ」を育てる必要性

「褒めること」は決して悪いことでは
ありません。

しかし、ただ褒めるだけでは、
子どもは成長しません。

「努力の方向性を示す」
「挑戦する環境を作る」ことが、
日本の子どもたちを
本当の意味で強くする鍵となります。

日本の教育は、
これから大きな転換期を迎えます。
「子どもを傷つけないために褒める」
のではなく、
「本当の強さを育てるために
きちんと指導する」
ことも求められる時代
です。

「褒められることで満足」
するのではなく、
子どもが「本当の力」を
身につけられる環境を作ることが
大切
です。

6.「みんな一緒に」が優先される
文化に流されないように

日本の教育では、
「競争よりも協調性が大事」
とされがちです。

授業でも「みんなで一緒に進む」
ことが求められ、
個人の能力を伸ばす機会が少ない
傾向があります。

これにより、
自分の意見をはっきり言えない
子どもが増えています。

これは日本の教育の
大きな弊害の一つです。

個性をきちんと認め、
「違っていい」
「一人一人は違うからこそ
みんな素晴らしい」
という寛容な心を育てましょう。

欧米では、ディスカッションや
プロジェクト型学習が取り入れられ、
生徒の主体的な学びが
促進されています。

一方、日本では
共通のカリキュラムを通じて
基礎学力の定着を目指す傾向が
強いです。

どちらにも利点があるので、
バランスよく取り入れることが
大切です。

もともと欧米では、
子どもの行動や努力を
具体的に評価し、
適切なフィードバックを与える
文化があります。

一方、日本では結果を重視し、
過程を評価することが少ない
傾向があります。

この違いが、
「ほめて育てる」手法の効果に
影響を及ぼす可能性があります。

日本と海外の教育文化の違いを理解し、
日本の子どもたちに適した育成方法を
模索することが重要です。

具体的には、努力の過程を評価し、
適切なフィードバックを与えることで、
子どもたちの健全な成長を促すことが
求められます。

つまり、ほめるのであれば
「何を」ほめているのかを
具体化させなければなりません。

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