子育ての知恵ぶろぐ

〜ヘーグル公式ブログ〜

2019年6月12日
by ヘーグル
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第208回「子どもの輝く未来をつくる 『感謝の心』と『素地力』」

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社会活動家:上所重助氏(かみところしげすけ)の
作品の中で「おかげさま」という有名な詩が
あります。

「おかげさま」

夏が来ると「冬がいい」と言う 
冬が来ると「夏がいい」と言う

太ると「痩せたい」と言い 
痩せると「太りたい」と言う

忙しいと「暇になりたい」と言い 
暇になると「忙しい方がいい」と言う

自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い 
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
 

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
 

衣食住は昔に比べりゃ天国だが 
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり

 
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか

 
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう

 
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と
暮らしたい
計23年間プロ野球4球団で監督として
選手の育成に関わってきた野村克也氏は、
この詩から、
現在の選手に最も欠けているものは、
「感謝の心」だと、
氏の著書「野村ノート」の中で語っています。

彼は「我々の時代はそれが当然だったが、
親に楽をさせたいという思いが
一流と呼ばれる人たちの原動力だった。

逆にいえば、一流と呼ばれる人間で
親を大切にしない者はいなかった。

親孝行とはすなわち感謝の心である。

この感謝こそが人間が成長していくうえで
もっとも大切なものである、
というのが私の持論であり、
そうした成長の集大成がチームとしての
発展につながっていく」と説き、
「人づくり」の重要性を説いています。

そして、「人づくり」をベースに、
次の五原則に従って監督を続けてきた
言います。
①「人生」と「仕事」は常に連動しており、
仕事を通じて人間形成、人格形成を
していくものだということ。

人間は「生きるため」と「存在するため」
に生まれてくる。
すなわち価値観と存在感だが、
その人の価値や存在感は
他人が決めるものであり、
他人の評価こそが正しい
ということになるという
「人生論」が確立されていないかぎり
良い仕事はできないということを
肝に銘じておくこと。

③野球をやるうえで重要なのは、
「目」(つけどころ)、「頭」(考え方)、
「感性」(感じる力) の三つであること。

④技術的能力の発揮には次の三点、
「コツ」(自身の感覚)、
「ツボ」(相手の情報をおさえる)、
「注意点」(自身に対する意識付け)が
重要となること。

⑤情報収集と活用、観察力、分析力、
判断力決断力、先見力、ひらめき、
鋭い勘等々、無形の力を身につけることが
極めて重要であること。
以上のことを実行するためには、
猛練習で基礎体力作りや
技術力のレベルアップに励むことが
前提であるとし、
だから、プロフェッショナルとは
「当たり前のことを当たり前にやる」
ということになると結んでいます。
この野村氏が掲げる五原則は、野球だけでなく、
仕事、生活、そして教育にも
共通する部分があります。

五原則の中にある能力・スキルを
身に付け発揮するには
猛練習でベースを作ることが重要と言っていますが、
ヘーグルは子どもが全ての分野で
より高い成果を発揮できるように、
あらゆる能力の時代=「素地力」をつける教育を
行っています。
~志のある人間に 第206回『野村ノート』を参照~

2019年5月29日
by ヘーグル
第207回「東京の高校出身者はノーベル賞を取れない事実」 はコメントを受け付けていません。

第207回「東京の高校出身者はノーベル賞を取れない事実」

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日本のノーベル賞受賞者は、
2018年に本庶佑氏が生理学・医学賞を受賞し、
累計25人となりました。

その中で、出身大学別にみると、
トップは京都大学で8人、次は東京大学で7人、
3位は名古屋大学で3人です。

1人だけの大学は、神戸大、埼玉大、東工大、
東北大、長崎大、北海道大、山梨大
なります。

これらの大学は、すべて国立大学です。

これは、日本の国立大学の研究設備の充実度、
分配される予算の優位性等によって
指導者の高い質の確保ができる点で
有利になります。
25人の出身高校を見てみると、
東京都内に高校を卒業したのは、
利根川進氏(都立日比谷高校)一人です。

利根川氏は、
日比谷高校に近い東大には進学せず、
あえて京都大学理学部に進学しました。

7人の東大出身者は、全員地方の高校出身者です。

「数学のノーベル賞」と言われる
フィールズ賞の日本人受賞者は3人で、
3人の出身高校は、
小平邦彦氏は都立小石川高校
(松本深志高より転入)、
広中平祐氏は山口県立柳井高校、
森重文氏は私立東海高校です。
なぜ、都内の進学高校から
ノーベル賞受賞者が出ておらず、
大成しないのでしょうか。

その理由を考えてみましょう。
①東京の中高一貫教育校に入学する生徒は、
比較的経済的に裕福な家庭で育ち、
大学まで自宅から学校に通うタイプが多く、
荒波に揉まれる機会がない。

②小学校低学年から塾漬けで、
目標意識もないまま
大学合格にゴールを置き、
要領のいい勉強ばかりしてきたため、
大学に入っても熱中するものが
見つけられない。

③大学に入っても
同じ高校から進学してきた先輩なども多く、
大学での裏情報
(どの教授の単位が取りやすい等)が
手に入れやすく、 壁にぶつかることも
少なく要領よく卒業できる。

といったことが考えられます。
東大生は、3つに分類できると言います。

①燃えている学生
②燃え尽きた学生
③冷めた学生

①の学生には、地方の公立高校出身者に多く、
地元、家族から離れて
自ら自分の居場所を見つけ、
一人でいろいろなものを
積み上げなければなりません。

一度結果に恵まれると、
どんどん伸びていくのが
このタイプの特徴です。

②の学生には、東大一直線で来た進学校に多く、
勉強のやり方を教わってきたので、
自ら試行錯誤した経験が少なく、
大学の学問にどう向き合ったらいいか
わからないタイプです。

③の学生は、首都圏出身者に多く、
周りの高校の同級生が多く、
情報を簡単に手に入れることが出来、
簡単に単位を取ることができます。

自宅から通っているので、
困難を感じることもなく、
次第に大学がつまらないと感じてしまい、
熱中することもできないタイプです。

①のタイプの学生を輩出するのは、
地方の名門高校です。

都内の進学高校は、基本的に「詰め込み型」で、
進学実績を出していくのですが、
地方の名門高校は、「探求型」の指導をしています。

将来の素地を作る指導法なのです。

これからの時代に活躍できる子に育てるには、
子どもの個性を尊重し、
できるだけ主体性をもって
物事に取り組む姿勢を育み、
時には回り道をさせることも必要です。

そして、どんな人の意見も素直に聞き、
自分なりの意見をきちんと持てる人間に
育てていくことが重要です。
最近の日本人は、
どんどん小粒になってきています。

世界的な上位日本企業も減り、
ビッグスケールな人間が減っている気がして
なりません。

世界に通用する人物を共に育んでいきましょう。

2019年5月22日
by ヘーグル
第206回「子どもが育つ環境にあるこれからの大きな落とし穴」 はコメントを受け付けていません。

第206回「子どもが育つ環境にあるこれからの大きな落とし穴」

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今、Eコマースの巨人であるAmazonは、
さらにすごいことに取りかかっています。

「事前出荷」です。

これは、購入者が何を買うかを、
「実際に買う前に予測して」
配達時間を短縮するシステムで、
特許出願もしました。
言い換えれば、
購入のクリックが起きる前に
(結局起きなくても)、
概ねその方向にあるいは戸口まで、
商品を発送する仕組みです。

機械が自発的に他の機械から何かを買い、
それを第3の無人ロボットに
配達させるのです。
個々の事前出荷パッケージに対する
顧客の要求を見極め、
配送ルートを決定するための
分析に使用できるデータとして、
購入パターンの履歴、
アンケート等で明らかにされた好み、
年齢地理データ、ブラウジング習慣、
ほしい物リスト等が考えられます。

さらに同特許には、
「予想出荷」パッケージを
目的地に届けるための様々なシナリオや、
潜在顧客までの距離に基づき
経路変更する方法等も
詳しく書かれています。

時として同特許の文言は、
あたかもAmazonが物理的商品の配達を、
水道や電気を家庭に供給する
公共事業のごとく考えているように
聞こえます。
確かに、パッケージの予測出荷によって、
在庫のより高度でタイムリーな管理が
可能になる場合があります。

例えば、実際に注文される前に
商品を潜在顧客に向けて
移動することもできます。

一方で、当然想定されることですが、
もし需要予測アルゴリズムが失敗したとき、
Amazonは構わず商品を送る場合もあります。

例えば、まだ実際にクリックして
購入はしていなくても、
データ分析の結果、
それを大いに気に入る可能性の高い顧客への
「サプライズ」プレゼントとして
配送するのです。

これは、返送・経路変更のコストが
思っていた以上にかかってしまうぐらいなら、
プレ顧客への「サプライズ」プレゼントに
してしまったほうが、
Amazonにとって安く済む場合ですが、
アルゴリズムによっては、
不適切なものが届いてしまう可能性も
考えなければなりません。
かつて、米国においてAmazonは、
ワンクリック購入を特許化することによって、
Eコマース市場の膨大なシェアを
獲得する道を切り開きました。

これは、はるか前1999年のことですが、
それ以降、他のEコマース業者は
長年にわたって、この特許をライセンス
しなければなりませんでした。
そして、事前出荷は、
Amazonが再びオンライン購入プロセスを、
文字通り「次のレベル」に
引き上げる可能性を秘めています。

購入ボタンをクリックした数時間後数分後に
商品が届くとなれば、
それは良い意味でも悪い意味でも
「スゴイこと」です。

そして、将来それが現実になる可能性が
十分にあります。

ですから、Amazonユーザーは、
自分が何をほしい(物リストに入れる)かに
注意しておく必要があります。
これからの時代のビジネスの中心は、
『予測●●●……』になっていくと思います。

人間は、「何かが足りない……」から、
それを満たそうという強い欲求が出てきて、
行動をします。

欲求こそが人間の行動の原点です。
しかし、その欲求そのものが
起こる前に充足されてしまうという
社会システムが構築されてしまえば、
これはとんでもないことが起きます。

今まで、原因があって結果が起こるという
関係であったものが、
原因がなくて結果だけが起こる
というようなものです。
現在の世の中は、
すでに疑似体験の宝庫となっています。

バーチャルゲームをはじめ、
テレビやユーチューブなどの映像を
見ることも、すべて疑似体験です。

このような体験が大人になってから
始まるのと、幼児期から始まるのとでは
雲泥の差です。

幼児期は、きちんとした五感の発達を促し、
できるだけ多くの実体験をさせることが
必要なのです。

社会システムの発達に
身を任せてしまいながらの子育ては
危険です。
子ども自身がお金を数えたこともなく、
すべて決済をカードやスイカに任せていては、
正しい金銭感覚も生まれません。22

2019年5月15日
by ヘーグル
第205回「子どもの生命を守ってあげよう」 はコメントを受け付けていません。

第205回「子どもの生命を守ってあげよう」

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最近、子どもたちの命が奪われる事件が
多発しています。

あまりに簡単に生命を奪われてしまうので、
本当に悲しくなります。

今まで安全と思われていた所にも
危険がいっぱい潜んでいます。

どうやら、安全に対する感覚を
もう一度見直さなければなりません。

■学校生活での盲点

高校卒業式前の大掃除で転落死
「息子の死 防げたのでは」という記事が
朝日新聞にありました。

福岡県に住む原藤圭汰さん(当時18歳)は、
越境入学していた大分県中津市の
県立中津南高校の掃除中に、
校舎4階の窓から転落して亡くなりました。

事故当日は年7、8回の大掃除で、
ワックスがけや窓拭きなどを
行っていました。

朝礼で担任は、
最後の清掃なので心を込めるようにと、
生徒に伝えていました。

大掃除に取りかかった圭汰さんは、
分担された1階のトイレを掃除。

3年生の教室がある4階に戻ると、
級友が廊下の窓から庇(ひさし)に出て
窓の外側を拭いていました。

庇の幅は1.1メートル。

手すりや柵はありません。

手伝おうとした圭汰さんは、
庇に下りる際に転落。

約9メートル下の2階テラスで
全身を打ちました。
進学校の同校は、もとは
父親である弘憲さんのあこがれでした。

その夢を圭汰さんが実現したとき、
親子2人で泣きました。

絵が得意で、役場で働きながら
漫画家を目指すと話していました。

その息子は、自宅に届いた大学の合格通知を
受け取れませんでした。
同校では当時、窓掃除の取り決めはなく、
教員たちは以前から庇に出て窓を拭く生徒を
知っていましたが、
気を付けるよう注意するだけだったと
言います。

産業技術総合研究所の分析によると、
自殺の疑いと明記されたケースを除く転落死が、
16年度までの10年間に
高校生19件、中学生9件、小学生7件、
合計35件ありました。

■登下校時の盲点

日本スポーツ振興センター(JSC)の
学校事故データを
産業技術総合研究所が分析すると、
16年度までの10年間に起きた
幼保・小中高生の死亡事故のうち
登下校中に起きたものが448人でした。

小1~小3の低学年で74%を占めたのが
歩行中の事故でした。

中高生になると、自転車での事故が増えます。

自転車乗車時のヘルメット着用は必須です。

■「教育機会確保法」の存在を知る

平成28年に、不登校の子供に、
学校外での多様な学びの場を提供することを
目的とした法律が制定されました。
正式名称は
「義務教育の段階における普通教育に相当する
教育の機会の確保等に関する法律」
です。

「教育機会確保法」は、
学校復帰を大前提としていた
従来の不登校対策を転換し
学校外での「多様で適切な学習活動」
の重要性を指摘し、
不登校児童・生徒の無理な通学は
かえって状況を悪化させる懸念があるため、
子どもたちの「休養の必要性」を認めた
法律です。
つまり、従来の学校生活の環境が
著しく変化している今、
強制的に通学させるという概念を打ち破り、
「子どもの生命を救うことが第一であり、
そのためには通学という選択肢以外の方法を
共存させることによって、
子どもが自ら命を絶つことを
阻止するという目的に変わった」
ということなのです。

子どもたちが置かれている環境を
もう一度冷静に見直し、
親として何をしてあげられるのかを考え、
積極的に行動をすることが、
子どもの生命を救うことになるのです。

2019年5月8日
by ヘーグル
第204回「「若者の格差」が日本社会全体を衰退させる」 はコメントを受け付けていません。

第204回「「若者の格差」が日本社会全体を衰退させる」

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あるレポーターが
キャリア教育コーディネーターとして
ある地方都市の小学校へ行った時に
その小学校で担任をしている先生が
こう答えてくれました。

「うちの学区にはコウソウがあるんです。

コウソウって五階建ての高層アパート・
県営住宅のことですよ。

家賃が安いから、
低所得者層の家庭が多く住んでいて、
まわりに昼間から仕事をせずに
プラプラしている大人もたくさんいます。

だから、『どうせ僕は将来ニート』という
小学生がけっこういるんですよ。

彼らは、周りの環境に影響されやすいんです。

それほど不幸せに見えないし、
勉強は面白くなければ、
どうしても安易に流れてしまう。

教員もそんな生徒にも、
『それじゃダメだ』と伝えているのですが、
これが難しい…。

バブル崩壊後、社会が低迷し、
閉塞した大人に囲まれる中で、
本来であれば、将来の夢や希望に
溢れているはずの小学生でさえ、
夢も希望ももてない状況になっています。」

正に「希望格差」とも呼ぶべきこの状況は、
その後、現場の教員と話をしていると、
ますます強まっていると感じます。

そもそも圧倒的な格差のなかに
長期間置かれた子どもは、意欲を喪失し、
「金持ちと結婚したい」とか、
「生活保護うけて、働かずに生活したい」
など他力本願になるか、
冒頭の小学生のように「どうせニートに」等、
自暴自棄になってしまうのです。

圧倒的な格差の前で、
ハングリー精神がどんどん消えていきます。
このような若者の格差を
放置しておいてよいのでしょうか。

教育投資というのが
どれだけ国全体に必要なのかを
税収からの観点で捉えてみましょう。

年収360万円程度の正社員の納税額は33万円。

年収106万円のフリーターの納税額は7万円。

つまり、その差26万円です。

これがもし40年間続いたとしたら、
約1,000万円の差になります。

これに加えて、これに生活保護費が30年間、
月10万円必要とすれば、
月10万円×12ヶ月×30 年=3,600万円が
支出されることになります。
あわせて4,600万円の税収損となります。

深刻な少子化を迎えている日本に、
そんな余裕はありません。

裏を返せば、その一人の若者をきちんと
社会の担い手になるまで教育することに、
1,000万円かけても、長期的にはペイする
ということなのです。

これが社会的な意味での
教育投資のリターンなのです。

このように、「若者の格差」の問題は、
当事者の問題ではなく、
社会全体に影響を与える負の連鎖であり、
放置すればさらに問題は大きくなります。

一時、ニートや引きこもりの問題は
若者の問題として取り上げられましたが、
現在では「5080問題」として
さらに厄介なものになっています。

今年の東京大学入学式で、
上野千鶴子氏の祝辞が話題になりました。

その中で、このようなメッセージがありました。

がんばったら報われると
あなたがたが思えることそのものが、
あなたがたの努力の成果ではなく、
環境のおかげだったことを
忘れないようにしてください。

あなたたちが今日『がんばったら報われる』と
思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、
あなたたちを励まし、背を押し、
手を持ってひきあげ、やりとげたことを
評価してほめてくれたからこそです。

世の中には、がんばっても報われないひと、
がんばろうにもがんばれないひと、
がんばる前から、「しょせんおまえなんか」
「どうせわたしなんて」とがんばる意欲を
くじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、
どうぞ自分が勝ち抜くためだけに
使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、
恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、
そういうひとびとを助けるために使ってください。」

まさに、これからのリーダー的な役割を担う人は、
自分自身の成功の根源はどこにあるのか
ということをきちんと認識し、
それを社会全体の中でどう役に立っていくか、
お返しをするかを考えなければなりません。

「自分だけが良ければいい」という思考の結果、
原発の廃棄、プラスチック問題、炭素社会問題等
数え上げればきりがないほど問題は山積しています。

入り口だけを考えて出口を考えない思考では、
永続的な社会を作ることはできません。
恵まれた環境で育つことができる子どもたちは、
与えられた環境がいかに貴重なもので、
周りの人たちの協力なしには
できないということを自覚し、
独りよがりになってはいけません。

そして、常に感謝の念をもって
物事にあたることが重要です。

競争に勝つことばかり教えるのではなく、
このような心を育んでいきましょう。

ちなみに、東大生一人当たりにかかる国費負担は
年間500万円、4年間で2,000万円だそうです。

これは東大だけではありません。

この数字を見ても、
いかに人はいろいろな人からの援助を
受けているかということがわかります。