第221回 「多重知能理論」で子どもの才能を見出そう

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わが子の才能を伸ばしてやりたい
と思う親は多いでしょう。

しかし、
具体的にどう伸ばしてあげればいいかを
悩んでいる方も少なくないでしょう。

子どもが勉強ができて、
どんどんいい点数を取ってくるのであれば、
あまり躍起になることもないと思います。
そうではなく、勉強もあまりできず、
また好きでもないといった状況で、
いつも遊んでばかりいる姿を見ていると、
「この子は将来大丈夫だろうか」
と親が思ってしまうのも
無理はないと思います。
ただ、これからの時代は、
私たち親世代が育ってきた時代とは
全く変わっていくことに間違いがなく、
従前の教育が今の子どもには
マッチしないということも
考えなければなりません。
逆に言えば、今の子どもたちは、
これからどんどん進化、変化していく時代に
対応していくことができる力を
持って生まれてきている、
ともいえるのです。

そうであれば、
単に勉強ができる、できないではなく、
どのような能力が
この子に備わっているのだというふうに、
もう少し視点を広げてみていく必要が
あるのではないでしょうか。
ハーバード大学の心理学者
ハワード・ガードナー博士が提唱した
「多重知能(Multipul Intelligence=MI)理論」
があります。

このテストは、
ペーパーテストで測るIQテストに
疑問を持ったことから始められたもので、
知能は単一なものではなく
複数のものからなるという考えから
きています。

これによると、知能は8つに分けられます。

①言語的知能の高い子、
②論理数学的知能の高い子、
③音楽的知能の高い子、
④身体運動的知能の高い子、
⑤空間的知能の高い子、
⑥対人的知能が高い子、
⑦内省的知能が高い子、
⑧博物的知能が高い子

です。
子どもの個性をきちんと見ていかないで
判断をしてしまうと、
とんでもないことが起こるのです。
先日も、小4まではMEPで
穏やかに勉強していた男の子が、
5年から超ハードな塾に代わると
6年の夏期講習時に爆発し、
「塾も学校も行きたくない」
と言い出した、と言います。

小5の途中まで超ハードな塾に通い、
ほぼ無理やり勉強させられ、
もう限界が来たというときに
MEPに代わり
じっくり勉強を進めることにしたら
落ち着いてきたという男の子。

この子が中学生になった時、
「俺の小44時代を返せ」
と親に言ったと言います。
つまり、
これからの時代を読めないがあまり、
とにかく勉強させておけば
間違いないだろうと親も子も焦り、
従前のやり方で「勉強嫌い」を
生んでしまうのです。

これからの時代の成功要因の一つは、
「勉強が面白い」という感覚を
持てるように育てることです。

それには、
きちんと「素地力」を身につけ、
余裕をもって物事に対処できる状況を
作り出すことです。
国際基督教大学(ICU)と
慶應義塾大学に合格し、
結局慶応大学に進学し、
現在中国のトップ層を輩出する
清華大学に留学しているMEPの卒業生は、
中学受験をせず、
非常に自然体で学校生活を送っていました。

小学生のノート指導をしているとき、
どこかへ行ってしまって探しに行く
というようなやんちゃな子でした。

地元の公立中学校へ進学し、中2の頃は、
学校の成績は下位だったそうです。

その時、お母様は、
「この子だったら必ずやれる」
と信じていました。

そのお母さんも、
親と子の共育大学やPADにも出席していて、
いろいろ勉強されていました。

中2の後半からメキメキ成績が上昇し、
現大学に合格、今は、
様々なIoTを駆使して学費を稼ぎ、
親からの経済的な援助は
一切受けていないそうです。
まずは、子どもの個性を重視し、
子どもの能力を信じてあげ、
子どもが納得のいく形で育てていけば、
心も育ちバランスの良い子になります。