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子育ての知恵ぶろぐ

子育ての知恵ぶろぐ 第265回 食べ物を大切にする習慣を身につけさせよう

食べ物を大切にする習慣を身につけさせよう

「飽食」の終わりが近づいているのかも
しれません。

国連が食糧不足の危機について語っています。

2年前の異常気象がアラビア半島で
サバクトビバッタが大量発生しました。

サバクトビバッタは体長5㎝程ですが、
成虫4万匹の1㎞²の群れが1日で3万5千人分の
小麦やトウモロコシなどを食い尽くすのです。

国連食糧農業機関(FAO)は、
20年に東アフリカで最大2500万人が
食糧不足に見舞われると試算しました。

南米や中国東北部でも別の種類のバッタが
同時多発的に大量発生しています。

中国の長江、黄河、太湖など
多数の河川や湖で大雨による大洪水が発生し、
経済損失が3兆3000億円を超えました。

国連の気候変動に関する政府間パネル
(IPCC)は温暖化による豪雨や洪水、
熱波などの増加が食糧供給リスクを高め、
50年には穀物価格が7.6%上昇すると
試算
しています。

近年、中国国家主席習近平氏
食べきれないほどの料理を出すのが
もてなしだという古来の習慣に反して
「食べ残すな」という指令を出しました。

それに従い飲食店は、
客に食べきれる量の注文を呼び掛ける
キャンペーンを始めました。

全国人民代表大会は、飲食の浪費を抑える
法律の制定を急いでいます。

現在、約77億人の世界人口は
2050年に97億人に増える見通し
です。

「今日の西洋側諸国の消費モデルを維持して
人々を養うには50年までに世界の食糧生産量を
70%引き上げなければならないが、
達成は不可能に思える」
と欧州復興開発銀行の初代総裁、
ジャック・アタリ氏は、近著『食の歴史』で
こう指摘しています。

食糧問題に手を打たなければ
人類は危機に直面すると多くの識者は
みています。

日本の人々は、こうした飢餓の問題は
遠い世界のようで他人事のように
考えていますが、日本の食糧自給率は
たったの4割弱です。

輸出国の事情が変化すれば、
コロナ禍のはじめにマスク不足が
騒がれたように突如として
「不足サイド」に陥りかねません。

日本では、流通や消費段階で発生し
「食べられるのに廃棄される食品」は、
17年度の推定で612万トン
です。

この量は「飢餓に苦しむ人々に向けた
食糧援助量の1.6倍に相当する」

消費者庁は言っています。

国連は11年、FAOが人の消費のために
生産された食料の3分の1に当たる
年間13億トンが捨てられている
という実態を
明らかにしました。

このような状況の中で、
最近はフードロスをできるだけ少なくしようと、
賞味期限の表示を変えるなど様々な取り組みが
行われてきています。

まずは子どもに「食物の大切さ」を
教えましょう。

日本スポーツ振興センターの調査によると、
家で食事をする際に
「キチンとあいさつをする」
という小学生は52パーセント、
中学生に及んでは37パーセントでした。

『他の命をいただくこと』が
食べるということだということを意識して
敬虔な気持ちで食物に感謝の意を表して
いただくことを習慣化する
ことが大切です。

へーグルが開催するPADなどの講座では、
みんなで食事をいただくときに、
次のような言葉を全員で唱和してから
食事をいただくことにしています。

まず、食事をいただくときは、
「感謝して、ありがたくこのお食事を
いただきます。いただきます。」

食事を終えるときは、
「このお食事を無駄にすることなく、
日々の勤めに励むことを誓います。
ごちそうさまでした」
と。

(第204回『いただきます』の心を育てることが
幼児教育の基本 を参照)

また、ジャック・アタリ氏は
90億人が健康な食生活を送るための方法を
4つ挙げています。

①少肉多菜
肉食を減らすことで
温室効果ガスの排出量を抑え、
畜産業で必要となる水の消費量も
減らすことができる。

②少糖多果
糖分をとりすぎないようにする。

③地産地消
生活圏の半径120㎞以内で作られたものや
獲れたもの(魚なども近海で獲れたもの)を
中心に消費して、輸送時の二酸化炭素発生を
減らす。

④食育と節食
世界の食を維持するためには
どのような行動をしたらよいかを考え、
時間をかけてよく噛んで食べることを習慣化し、
摂取カロリーを適切にする。

これからは、植物が工場で作られ、
植物肉、培養肉が生産されるように
なってきます。

また、輸送機関もますます進化し、
冷凍・冷蔵技術などの研究も
さらに進んでいます。

こうした技術が90億人口時代を支えていく
大きな柱の一つとして育ってきています。

親と子の共育大学や父親セミナーでは、
最新情報を踏まえて
それらの重要性も語ります。

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