子育ての知恵ぶろぐ 第273回 親子がともに成長できる ヘーグル教育の強さ

親子がともに成長できるヘーグル教育の強さ
過保護―辞書で調べてみると、
「子どもなどに必要以上の保護を
与えること」
とあります。

必要以上のゆがんだ愛情や遠慮が
子どもの自立や成長を阻害し、
結果的には不幸な道を
歩ませていることが
少なくないようです。

受験生の親と大学の
呆れるばかりの「格闘」が
繰り広げられる
まずは大学入試の場面を
例に見てみましょう。

ある大学で実施した
大学入試センター試験では、
「窓の外で車のドアを閉める音が
したので気になった、
と息子が言っている」
という苦情が寄せられました。

この苦情は、
母親が高校の担任に報告し、
担任が教頭に伝え、
教頭が大学入試センターに連絡し、
大学入試センターから大学に
話がおりてきたという
「一大騒動」だったそうです。

また、受験生の母親が
入試の真最中に
「教室が寒いと言っているので、
室温を調節してください」
苦情の電話を掛けてくることも
頻繁にあるそうです。

受験生自身が大学に言わず、
休み時間にわざわざ携帯電話で
母親に知らせ、母親が大学に
連絡してくるのです。

大学の職員さんは、
受験時期特有のこの苦情の
あまりの多さに、
試験会場で本人から
「教室が暑い」などと
意思表示があると、
むしろ「しっかりした子だ」とすら
感じてしまうと言います。

ほとんど「諦観」の境地です。

他にも、受験生の母親からは
「特別教室で試験を受けさせて
やってくれないですか」
という電話もあるそうです。

理由は
「うちの子は集団が苦手だから…」―。

もちろん、断ったそうですが、
一応心配になった職員さんが
当日その受験生を見てみたら、
普通に受験していたようで、
あまりの過保護ぶりに職員さんは
苦笑するしかなかったそうです。

実際に入学した後の
キャンパスライフでも、
あらゆる局面で親が顔を出すことが
問題になっています。

親が履修ガイダンスに自ら出席し、
「どの教授の講義が
単位を取りやすいでしょうか」
などと質問するのです。

この間、隣席で子どもは
じっと座ったままだそうです。

親があまりにもいつまでも
顔を出すので、
都内の理工系の大学では、
15年ほど前から
入学後の行事について、
「ガイダンスは学生一人で
参加してください」などと、
わざわざパンフレットに
記載するようにしていると
言います。

全部自分で面倒を見ないと
気が済まないのか、
大学事務室への
親からの「理不尽な要求」は
卒業するまで絶えることは
ありません。

留年した学生の親から
「なぜこうなる前に
知らせてくれないのか」
という注文。

履修ミスをした学生の親から
「息子のためにやり直せないのか」
という懇願。

宿題のリポートを
自宅に忘れた学生の親の
「FAXをするから
子どもに渡して欲しい」との連絡。

「風邪を引いて休むから
教授に伝えてくれ」という依頼。

そして、
どうにもならないことを知ると、
決まって
「高い学費を払っているのに」
という「捨てぜりふ」を
吐くというのですから、
開いた口がふさがりません。

「最高学府」―大学は
そう呼ばれていたはずです。

しかし実際は、
最高学府ならぬ「最高額府」
―その程度の認識 なのでしょう。

さらに、
過保護の集大成ともいえるのが、
就職活動です。

ここ20年で
大学の合同就職セミナーには、
親が大挙して押し寄せる
ようになったといいます。

特に母親が、企業担当者に
「この子には御社がふさわしい」
などと自分の理想を
蕩々と述べるのです。

ここでも子どもは行儀よく
座ったままです。

そして、
わが子の就職活動が難航すると、
「がんばれ」と背を押すでも、
尻を叩くわけでもありません。

就職浪人しても構わない、
と逃げ道を与え、
やりたいことが見つかるまでは
面倒を見てやるとも言って、
衣食住を与えるのです。

親としては、
本来こういうときこそ
厳しさが必要ですが、
まさに「優しさ」の意味を
はき違えています。

こうした過保護のもとで育った
「おとな子ども」が、
一人また一人と
社会に巣立っていっていますが、
彼らを待ち受けるもの、
それはさらなる「悲劇」です。

極端な例を並べましたが、
これからはAIの台頭によって、
さらに厳しい時代が
やってくると言われます。

そのような時代の中で、
子どもがたくましく成長し、
「人財」として
活躍していくためには、
お父様、お母様の子ども、
そして教育に対する深い理解が
欠かせません。

親の態度や考え方が
変わっただけで、
子どもの成長が
一気に良い方向に向かったり、
また、前述のように
マイナスの結果が生じたりも
します。

非常に広く深い内容を網羅している
ヘーグル教育には、
レクチャー等を通じて、
食育、知育、体育、徳育を
どうバランスよく
行なっていくかという、
親に対する「共育」エッセンスも
ふんだんに盛り込まれています。

お子様、ご父母様、みなさんで
ともに成長できるヘーグルの門を、
是非叩いてみてください。