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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】出産後の仕事復帰に向けた「生活リズム」の作り方|睡眠・家事等を回す現実解について徹底解説!

出産後の仕事復帰に向けた「生活リズム」の作り方

育休後の仕事復帰に向けて、「仕事についていけるか」「仕事と育児を両立できるか」など、不安を抱えるママも多いのでは。育児、家事に加えて仕事も、となると、一人で回せるものではありません。ママの仕事復帰は家族の生活全体が大きく変わる転換点ととらえ、家族で一緒に「生活リズム」を考えていくことが肝要です。
今回の記事では、育休中に取り組んでおきたい「生活リズム」の作り方について具体的に解説。まずは夫婦で共有して、スムーズな仕事復帰を目指しましょう。

Contents

出産後〜仕事復帰の流れを俯瞰する

仕事の復帰時期は、子どもが1歳前後~1歳半というママが多いよう。出産から復帰までにどのような準備をすればいいのか、ざっくりと見ていきましょう。

産褥期~:まずは体調の回復を最優先に、保活もスタート

出産直後~産後休暇(6~8週間)はママの体を一番に考え、無理はしないこと。会社には出産したことを報告しておきましょう。
産後2カ月ほどでペースがつかめてきたら、いつ復帰するのか、どのようなスタイルで働くのかなど仕事復帰に向けて検討を。
保育園の検討も早めがベターです。入園申し込みは、4月入園の場合は前年の10~11月が一般的。年度の途中で入園を希望する場合は、前月の上旬に申し込みを受け付ける自治体が多いようです。
園によって保育の方針が異なるのはもちろん、延長保育の対応時間や料金なども異なります。赤ちゃんを連れてベビーカーで散歩できるようになれば、なるべく早めに近隣の園を回って候補をあげておくといいでしょう。

復帰3か月前〜:入園に向けて準備

保育園が決まれば、必要なグッズの準備を進めます。入園後は哺乳瓶でミルクを飲ませてもらうので、完全母乳の場合は哺乳瓶や粉ミルクに子どもが慣れるように少しずつ取り入れてみましょう。卒乳をいつにするかの検討も。
仕事については、会社で利用できる子育て支援制度について調べたり、自宅で仕事をする場合は機器や環境を整えたり、準備を進めていきます。

復帰1か月前〜直前:生活リズムを復帰後に合わせてリハーサル

復帰後のタイムスケジュールに合わせて、実際に起床や食事、お風呂、就寝を行ってみます。うまくいかないようであれば、微調整して復帰本番に備えて。子どもについては、「食事や昼寝のタイミングを保育園と同じにしておく」というママも多くいます。
パパも役割分担をスタートします。新たに家事を任せる場合は、この期間に丁寧にやり方を伝えておきましょう。

復帰前に整えたい3つの生活リズム

復帰後にいきなり生活リズムを変えるのはママも子どもも大変。復帰前に前倒しで想定した生活リズムで過ごし、慣れていくことが大切です。中でも、特に調整しておいた方がいい3つの生活リズムについて紹介します。

起床・就寝時間:起床時刻から逆算して就寝時間を決める

子どもを保育園に送っていくため、産休に入る前より早く起きなければならなくなるママが多いようです。保育園までの時間と、着いてからの荷物のセットやおむつ替えなど預けるための準備時間を確認して、何時に起きたら間に合うかを計算しましょう。その起床時間から逆算して、十分に睡眠がとれるよう就寝時間を決めます。
もちろん、パパが園に送れる場合もあります。夫婦で相談してみましょう。

授乳/ミルク:回数を減らす、断乳の検討も

仕事をしている間は授乳をすることができません。保育園では哺乳瓶でミルクを与えてくれますが、人口の乳首になれていないと嫌がって飲まない赤ちゃんも。入園時にまだまだ母乳が必要な月齢の場合、昼間は母乳から哺乳瓶に切り替えて、徐々に慣らしておくといいでしょう。
保育園に入るまでに夜間断乳、卒乳しておくというママも。いきなりは難しいので、1~2カ月かけて徐々に授乳回数を減らしていきます。
ただ、卒乳の時期はママと子どもが納得して決めるもの。働いてからも授乳したい、という場合は出社前や帰宅後、夜間に行うこともできます。ただ、夜間授乳はママが寝不足になりやすいので、授乳以外の寝かしつけ方法を考えてみるのもいいでしょう。

お風呂・寝かしつけは時間を固定する

夕方の時間帯で山場となるのが、子どものお風呂。ここで体力を消耗するママも多いようです。このお風呂の時間がずれこむと、その後のスケジュールも後ろ倒しになりがちに。「パパに入れてもらう予定が、仕事で遅くなりそう」という場合は、待たないでママが入れるようにしましょう。
バタバタする夕方、夜ですが、子どもの十分な睡眠時間の確保は最優先。お風呂、そして寝かしつけの時間は固定化し、睡眠不足にならないように注意を。

夫婦で役割分担・バックアップ体制を決めておく

出産後の仕事復帰に向けた「生活リズム」の作り方
仕事復帰においてもっとも大切なのは、夫婦で新しい生活リズムを共有し、同じ認識を持つこと。ママの頭の中だけで方針を描いていると、フタを開けてみればまったくうまく回らない、という可能性もあります。そうならないためには何度か夫婦会議を開き、共通認識を持っておくことが必要です。
いざという時のバックアップとして、祖父母への依頼や外部のサービスの検討も忘れずに。

日々のタスクと夫婦の家事・育児に割ける時間の“可視化”

ママの復職に向けて、夫婦会議で検討すべき事項をピックアップしました。それぞれの項目を書き出して可視化すれば、調整しやすくなります。
【ママの復職前に夫婦で検討したいこと】
・共働きの夫婦として「どのような家庭にしたいか」「どんなことは避けたいのか」を共有する
・朝、晩と夫婦それぞれ家事、育児にどれだけ時間がかけられるのか
・時短や残業を減らす、テレワークを取り入れるなど働き方の見直し
・朝、晩の具体的なタスクのピックアップとその所要時間の把握(なるべく詳しく)
・家族以外で頼れる人はいるか(祖父母や親戚など)
・家事の負担を減らすため、新しい家電や宅食など外部サービスの検討
話し合いの結果をもとに、1日のタイムスケジュールと夫婦の分担を作ってみます。どちらかに偏ると不満が出てくるので、互いに納得できるように公平にすることがポイントです。

祖父母への根回しや、外部サービスの検討も

祖父母が近所に住んでいる場合は、園へお迎えをお願いするといったパターンもあり得ます。そのほかにも、子どもの急な発熱や保育園の行事、予防接種などで手を借りなければならない場合も。祖父母のほか親戚などバックアップをお願いしたい人には、早めに内容を共有しておきましょう。
祖父母宅にしばしば遊びに行くなど、育休中になるべく触れ合う機会を増やしておくと、のちのち子どもも慣れやすくなります。
他者を頼る、という点では、外部のサービスも検討を。家事代行や宅食、食材や日用品の宅配サービスなどを利用している家庭も多くあります。新たな生活に慣れるまで、というのも一つの考え方。費用は割高ですが、家族と子どものための必要経費と割り切りましょう。

【ママの働き方別】仕事復帰後の一日のスケジュール例

タイムスケジュールを立てる参考になる参考になるよう、復帰後の一日の流れの例をママの働き方別に3パターン紹介します。仕事のスタイルにより、朝晩に割ける時間が変わってきます。自身の通勤時間や勤務内容を考えて、仕事のスタイルを変更したほうがよければ早めに会社と相談してみましょう。

フルタイム勤務は家事をなるべく効率よく

9時~18時勤務のフルタイムを想定した一日のタイムスケジュールです。

6:00 起床、自分の身支度
6:30
子どもを起こす、子どもの身支度、朝食、登園の準備
子どもを起こす
子どもの身支度
朝食、登園の準備
7:30 家を出発
7:45 登園
8:45 出社
18:00 退社
19:00 園へお迎え
19:15 帰宅、夕食の準備
19:45 夕食
20:30 子どもと入浴
21:00 寝かしつけ
21:30 食器洗い、洗濯
22:00 フリータイム、明日の準備
22:30 就寝

フルタイムの場合、どうしても帰宅時間が遅くなります。子どもの就寝時間を守るためには、短い時間で夕食を作り、ご飯を食べさせる、入浴、寝かしつけを行わなくてはならないので、毎日が時間との勝負。夕食は週末に作り置きしたり、さっと調理できるミールキットを活用したり、なるべく手早く作れる工夫が必要です。
その他の家事は、子どもを寝かしつけてからまとめて行うか、早朝に起きて行うことになります。とはいえ、親自身も睡眠時間や自分の時間を確保しなくては心身が持ちません。家事を効率よく終わらせられるよう食洗器や洗濯乾燥機、ロボット掃除機を導入したり、調理は自動調理鍋を活用したり、便利な家電にも頼ってみましょう。宅食など外部サービスも検討を。
平日は子どもと遊ぶ時間が取りにくいですが、短くてもうまく時間を捻出しているママもいます。お風呂の時間、寝かしつけの時間も子どもと向き合う時間として、充実させていきましょう。

時短勤務は夕方以降にやや余裕あり

9時~16時までの時短勤務を想定した一日のタイムスケジュールです。

6:00 起床、自分の身支度
6:30
子どもを起こす、子どもの身支度、朝食、登園の準備
子どもを起こす
子どもの身支度
朝食、登園の準備
7:30 家を出発
7:45 登園
8:45 出社
16:00 退社
17:00 園へお迎え
17:15 帰宅、夕食の準備
18:00 子どもと入浴
18:30 夕食
19:00
食器洗い、洗濯、明日の準備、子どもとの遊びタイム
食器洗い、洗濯、明日の準備
子どもとの遊びタイム
21:00 寝かしつけ
22:00 フリータイム
22:30 就寝

 
フルタイムに比べると夕方に少し時間の余裕ができるので、帰りにスーパーで買い物をすることもできます。スムーズに家事を済ませれば子どもと遊ぶ時間も多めにとれるでしょう。
フルタイム同様、便利家電なども活用し、自分の時間と睡眠時間を確保するようにしましょう。

通勤時間0が余裕を生むテレワークの例

出産後の仕事復帰に向けた「生活リズム」の作り方
自宅で仕事をするテレワークが可能な会社も増えてきました。9時~17時のフルタイムでテレワークをすると想定した一日のスケジュールです。

7:00 子どもと起床、身支度
7:30 朝食、登園の準備
8:15 家を出発
9:00 自宅で仕事開始
17:00 仕事終了
17:30 園へお迎え
17:45 帰宅、夕食の準備
18:15 子どもと入浴
18:45 夕食
19:30
食器洗い、洗濯、明日の準備、子どもとの遊びタイム
食器洗い、洗濯、明日の準備
子どもとの遊びタイム
21:00 寝かしつけ
22:00 フリータイム
22:30 就寝

通勤時間がないので、朝に比較的余裕があるのはうれしいところ。自宅であれば、仕事の休憩中に洗濯物を取り入れたり、調理の下ごしらえをしたりも可能です。仕事終了後もすぐに園にお迎えに行くことができます。
復帰後すぐにフルタイム勤務の場合、自宅で集中できる環境が整うのであれば、週に何回かでもテレワークにすると少し余裕ができるでしょう。

夫婦で調整し、家庭に合ったタイムスケジュールを見つけて

朝の園への送り出しまで、そして夜のお迎えから寝かしつけまでは時間が決まっているので、できるだけ効率よく進めるしかありません。洗濯や翌日の料理の下準備などは、自分にとって無理のない時間に行えるよう、随時タイムスケジュールを見直していきましょう。夜は疲れて子どもと一緒に寝てしまうのであれば、早朝に起きて家事をする朝型にしても。4時台、5時台から起きて自分の時間を確保しているというママもいます。
もちろん、パートナーの協力も必須です。上記のスケジュールはワンオペ気味のママを想定していましたが、朝の園への送り出しや帰宅後のお風呂はパパが担当すれば、ママはその間に家事を進めることができます。寝かしつけを交代制にしても。ふたりで協力し合うことで、子どもと過ごす時間や自分の時間を確保できるようになります。

夜泣き・授乳・寝かしつけ…睡眠不足を防ぐ戦略

働くママには、ともすれば睡眠不足になりがち。赤ちゃんの夜間のお世話を夫婦でうまく分担することで、睡眠時間を確保できるようにしましょう。

夜間対応を分担する具体的ルール

夜泣きや夜間授乳のすべてをママが担っていては、しっかりと睡眠を確保することは困難です。パートナーと話し合い、分担することを考えてみましょう。
具体的には、「役割で分担する」という方法と、「日ごとに交代制にする」という方法があります。役割で分担する場合、寝かしつけ、おむつ交換、夜間授乳(ミルク)、夜泣きをあやす、といった対応をふたりで分けて担当します。
日ごとに交代制にする場合は、一日ごと、または曜日で担当を決めるといいでしょう。担当の日は大変ですが、それ以外はぐっすり眠ることができます。

寝室環境(光・温度・騒音)を最適化

赤ちゃんがなかなか眠れない、すぐに目を覚ましてしまう、といったときは、寝室の環境を見直してみましょう。温度が暑すぎたり寒すぎたりしていないか、湿気がこもっていないか、テレビの音などうるさくしていないか、光、温度、騒音について改めてチェックしてみて、快適に眠れる環境を整えましょう。

朝晩のルーティン化を進める

睡眠時間がどうしても足りないときは、毎朝、毎晩にやるべきことを再度洗い直してみましょう。無駄を省いたタイムスケジュールを作りルーティン化することで、空いた時間を睡眠に充てることができます。

幼稚園・保育園の“病気ループ”で生活リズムが崩れたときの対策法

保育園、幼稚園に入園すると、どうしても病気をもらいがちになります。子どもの病気で欠勤することもしばしばあると覚悟し、その対策を取っておく必要があります。

病児保育や病後児保育、ファミサポなどを即使えるよう準備

病気の子どもや病気後の回復期にある子どもを預かってくれる病児保育、病後児保育の制度に登録し、いつでも利用できるようにしておきましょう。民間で病児保育のサービスを行っている施設もあります。
ファミリー・サポート・センターにおいても、病児保育を頼める場合があります。ただ、自治体やサポート会員によるので、事前に確認しておくといいでしょう。

欠勤・早退が続くときの会社とのコミュニケーション術

どうしても欠勤や早退をしなくてはならないとき、誰に引き継げばいいのかをあらかじめチームで相談しておきましょう。
「報連相」を大切に、休むときは分かった時点ですぐに連絡・相談を。引き継ぐときはやるべきことを分かりやすくまとめて伝えます。
子どもの病気で休むのは仕方のないことですが、「ご迷惑をかけて申し訳ありません」「ありがとうございました」というあいさつや謙虚な態度は当然必要です。

回復後に、スムーズに仕事に戻るための準備

子どもの病気が長引くと、仕事までの間が空いてスムーズに元のリズムに戻れるか不安になることもあるでしょう。まったくノータッチのままで過ごすと職場の動きもわからないので、看護のスキマ時間にメールチェックやチームのチャットを確認するなど、できることはしておいて復帰に備えます。

まとめ

出産後の仕事復帰に向けた「生活リズム」の作り方

まずやるのは「見える化」と「仕組み化」

育休後の復帰は緊張しますが、むやみに不安がるのではなく、やるべきことをクリアにすれば対処法が見えてきます。育児、家事のタスクを細かく見える化し、夫婦で分担して、効率よく回せるように仕組み化していきましょう。

「完璧」を目指さず、生活リズムを随時見直して

仕事復帰後は、育休中のように丸一日を自分のダンドリで進められないので、うまくいかないことがあって当然。生活リズムを設定することは大切ですが、「予定通り進まなかった」「またこんなに遅くなってしまった」と自分を責めてばかりではストレスが溜まってしまいます。「とりあえずこれはできた」「あとは週末にやろう」というように、柔軟に対応することが日々を乗り切るコツと言えます。
必要であれば朝晩のルーティンに随時変更を加えながら、無理なく子育てとキャリアの時間を積み重ねていきましょう。

逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督 (へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。
逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督(へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。

 

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