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子育ての知恵ぶろぐ

第195回 教育大国シンガポールが生まれた理由とは?

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世界大学ランキングでのアジアのトップとなった
シンガポールの歴史は、非常に短いのです。

シンガポールがマレーシアから追放される形で
独立したのは1965年

今から約50年前です。 
                            
その当時の識字率は60%。

大学進学者はたったの3%でした。

ですから、
教育システムを確立することが急務でした。

学校建設や教員育成、教材の統一化などが進められ、
1966年に二言語主義(英語と母国語)が
導入されました。
英国の植民地時代、当時の英国は言語に関して
押し付けることはしなかったため、各国の言語を使い、
様々な民族独特の学校が作られていました。

独立以降は、
外国語である英語を第一言語として徹底するのは、
かなりの困難が伴ったようです。

語学の授業だけでなく、
算数や理科の授業も英語で行われています。
1980年に教育制度を統一し、
徹底した能力主義、子どもの能力に基づいて
振り分けを行うストリーミングが導入され
初等教育6年間、中朝教育4~5年、高等教育2~3年と
なりました。

ただし、
義務教育化されたのは2003年からでしたので、
他の先進国よりも非常に遅く、
義務教育も小学校のみです。

このシンガポールを
世界経済のハブまでに育て上げたのは、
初代首相:リー・クアンユ氏です。

今や、シンガポールの一人あたりのGDPは
日本を上回ります。

独立当初は、
天然資源どころか水すらも十分にない島国を預かり、
彼は不眠症で倒れ込むこともあったと言います。

まず、彼が取り組んだのは、
「他の国が必要となる国になる」
「我々にあるのは戦略的な立地条件と、
それを活かすことのできる国民だけだ」
として、次々と施策を具現化しました。
まず、国民の貯蓄促進と住宅開発に取り組みました。

そのために、安定した生活基盤を作るため、
国が給与から一定割合を天引きし、
強制的に貯蓄をさせる制度を導入しました。

そして国が良質な住宅を大量に供給し、
多くの国民がマイホームを持てる環境を
作り上げました。

リー・クアンユ氏は、
こうした強制的な施策を講じるので、
国民からの人気は必ずしも高くありません。

しかし、国民は確実に豊かになっていきました。
彼は、経済やビジネスにとって
「信用」が最も重要だと考えていました。

他の国から必要とされる国になるには、
信用される国民とならなければいけない。

そのためには、国民の資産形成や生活水準の向上、
教育や自治の問題に注力する必要がある、
と考えていたのです。

「周辺国の制度がクリーンでなかったので、
わが国は制度をクリーンにした。
周辺国の法治制度は不安定だったが、
わが国の法治制度はゆるぎなかった。
一旦わが国で合意や意思決定がなされたら、
必ずそれを守る体制を作ったのだ。
おかげで、わが国は投資家にとって
信用できる投資先となった。」
そして、彼はセントーサや
マリーナ・サンズに代表されるような
総合リゾート開発をし、
経済力の高い観光客や富裕層を
シンガポールに呼び込み、
グローバル企業のビジネスマンからも選ばれる地に
しようとしたのです。

いまや街にも楽しさがなければ、
企業から選ばれない時代になってきています。

リー・クアンユ氏の好きな言葉は
「サバイバル」です。

常に革新と起業家精神をもち、
世界中の人材と切磋琢磨していくことが
大切なのです。

そして、常識に縛られない自由なモノの見方によって、
シンガポールという島国に無限の可能性も
見出したのです。

彼は、多くの人が礼賛する民主主義に対しても
懐疑的な目を向けます。

「個人は本当に平等なのか?」

「大衆は感情で動く。
その結果、統制がとれなくなることがある」

こうした認識から、
「国家の発展には民主主義より規律が必要だ」
と言っているのです。

「志を持てば人気取りは必要ない」とまで言い切る
リー・クアンユ氏の強いリーダーシップが、
今日のシンガポールを生んだのです。

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