子育ての知恵ぶろぐ 第261回 子どもの「読解力」を伸ばすには?PART5

子どもの「読解力」を伸ばすには?PART5『子どもの「読解力」を伸ばすには?』
シリーズの①~④では、
・読み聞かせの大切さ
・暗唱の大切さ
・偉人伝を読もう
・語彙を増やすことの大切さ
の4点について書きました。

これらの4点はとても重要なことなので、
見逃してしまった方は、
下記のブログに保存してありますので、
読んでおいてください。

第228回 子どもの「読解力」を伸ばすために幼児期に何をすべきか?①

第230回 子どもの「読解力」を伸ばすために幼児期に何をすべきか?②

第233回 子どもの「読解力」を伸ばすために幼児期に何をすべきか?③

子育ての知恵ぶろぐ 第258回 子どもの「読解力」を伸ばすには? Part4

今回は、その第5弾として、
「漢字の大切さ」についてのお話です。

文章を要約したり、人にわかりやすく
簡潔に説明する際に必要となってくるのが
漢字です。

例えば、「支離滅裂」と言えば、
統一もなく、ばらばらに乱れている状態。
筋道が立たず、めちゃくちゃなこと。
という意味になりますが、
たった4文字でこれらの意味を
表すことが出来ます。

もしこれを、「しりめつれつ」と書いても、
意味がなかなか伝わりにくいのです。

漢字は、表意文字です。

その漢字自体に意味を持っています。

だからわかりやすいのです。

しかし、子どもにとっては、
漢字を読んだり書いたりすることは、
とても苦労の多い面倒な作業になります。

とりあえず、
読むことまではさせられても
「書く」という段になると大変です。

何とかその障壁を取り除こうと
「うんこドリル」シリーズまで
登場するほどです。

ですが、
まず漢字を読もうとするときには、
表意文字であることが、
子どもの興味を引くのに大きなきっかけと
なります。

漢字の成り立ちは、
主に4つに分類されます。

「象形文字」、「指事文字」、
「会意文字」、「形成文字」です。
(その他には転注文字や仮借文字も
あります)

そのうち、
象形文字と指示文字については、
幼い子どもでも容易に習得できます。

例えば、
「大」という字のかっこうをして
立ってみます。

それに棒を一つ足して立ってみれば
「木」になります。

このように、
基本的な漢字を身体を使って
表現してみると、
子どもは自然とそれらの漢字に
親しみを覚えます。

ですから、
これから平仮名を覚えるような
年齢の子でも、積極的に
漢字に親しみを覚えられるような
取り組みをしていきたい
ものです。

そして、
書くことが出来るような年齢に
なってきたら、
「漢検」などを受験しながら
積極的に目標設定をしながら
進めていくとよいでしょう。

また、最近流行っているような
アニメなどを利用するのも一つの手です。

『鬼滅の刃』は、
非常に多くの子どもたちが
アニメや漫画本で読んでいます。

その中に出てくる漢字は非常に多く、
また難しいのです。

竈門炭治郎、禰豆子、鱗滝左近次、
胡蝶しのぶ、猪突猛進、蜘蛛の鬼 
(かまどたんじろう、ねずこ、
うろこだきさこんじ、こちょうしのぶ、
ちょとつもうしん、くものおに)など、
難しい漢字のオンパレードです。

でも、子どもが興味を持てば、
何とか読めるようになります。

子どもが漢字に興味を持つきっかけとして、
ぜひ生かしていきたいチャンスです。

学年が上がって大量の漢字を
覚えなければならなくなる前に、
「漢字習得の原型」を子どもの中に
作ってあげましょう。

そういった力は、
のちに国語読解力の中核へと
成長していきます。

小4、小5になって、
国語が苦手な子の特徴は、
文章を自分で書くときに、
書けて当たり前の漢字を
ひらがなで書いてしまいます。

つまり、漢字で書くことが
めんどくさいのです。

国語力のある子は、
知らない漢字でもなるべく漢字で
書こうとします。

なぜなら、漢字で書いた方が
意味が分かりやすいし、
読みやすいからです。

このように二極に分かれてしまう前に、
是非幼少期から漢字に対する
取り組みを心がけていくことが
大切です。