胎教・幼児教育なら幼児教室ヘーグル
右脳開発でお子様の才能を開花
幼児教室ヘーグル

幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】子どもの自己表現力を伸ばすには? 親が心掛けるべき点について徹底解説!

子どもの自己表現力を伸ばすには

すぐ怒ったり泣いたりするけれど、理由を聞いても話さない。幼い子どもだと、このように感情表現がうまくできないケースもよくあります。それは、感じていること、思っていることを伝える「自己表現力」がまだ育っていないから。
子どものうちは親や周囲が助けてくれますが、社会においては自分の意見や考えをきちんと述べることが重要となります。意見を言わず他者に従うだけでは、変化の激しい時代を泳ぎ切ることが難しいと考えられているのです。
そこで今回は、子どもの自己表現力の伸ばし方に注目して解説します。自己表現力の芽を摘まないように、親が押さえておきたいポイントもレクチャー。参考にしてくださいね。

「自己表現」ってなに?

まずは、自己表現とは何かを知っておきましょう。自己表現力が乏しい子どもの特徴や、自己表現力を高めるメリットについても説明します。

「自己表現」は「自己主張」とは違う

自己表現はときに自己主張と混同されます。自己主張は自己表現の一つとも言えますが、少し違った意味を含みます。

自己表現とは自身の感情や思いを表現すること

自己表現とは、自分がどう感じているか、またその考えや思いといった内面を表すことです。例えば、「私は〇〇が好き」「◇◇についてはこう思っている」というように、言葉で表すことができます。
自己表現は具体的な考えや思いに限らず、自分という人間やその中に湧き上がる情熱や感情の渦を表現することも含まれます。言葉だけではなく文章や絵、造形、音楽、ダンスなどその手段はさまざま。
内面をアウトプットすることで、他者に自分という人間をよりよく知ってもらうことができるのです。

自己主張とは自分の意見を言い張ること

対して自己主張は、「〇〇はおもしろくないから絶対見るべきではない」「◇◇のルールは全員守るべきだ」など、自分の意見を言い張ることです。ときにそれは、他者を従わせようとしたり、思いのままに動かそうとしたりする圧力となり、人間関係に摩擦を生じることも。
もちろん自己主張も大切であり、自己主張をすべきときもあります。しかし、考え方の異なる人々で成り立つ社会においては、自分だけではなく他者の自己表現も尊重することが重要といえるでしょう。

自己表現力が乏しい子の特徴

成長途上の子どもでも、その自己表現力には差があります。自己表現力が乏しい子どもの特徴を見ていきましょう。

ボキャブラリーが少なく、うまく文章で話せない

自己表現は言葉に限ったものではありませんが、日常のコミュニケーションにおいてはやはり言葉での表現が重要になってきます。感情や思いを表す言語のインプットが少なく、文章として説明できなければ適切に相手に伝えることは困難になります。幼い間だと、言葉にできないことで感情が爆発して、噛む、暴力をふるうといった行為につながることも。

感情を表に出さず、何を考えているのかわかりにくい

悲しいとき、楽しいときもあまり感情を露出するということがなく、表情がない子。それも自己表現がうまくできない特徴のひとつです。感情をどう表せばいいかわからないという以外に、幼いころから感情表現を十分に学べていないケースもあります。

自分軸がなく、他者に流されやすい

自己表現力が育っていないと自分の意見を率直に言うことができず、結果的に他者の言動に流されがちに。いつも誰かの顔色を窺って、求められるように行動しようとします。

このように、自己表現力が乏しいことは子どもの人生をややハードなものにしてしまう可能性があります。

自己表現力を伸ばすメリット

一方で、自己表現力を伸ばすことには大きなメリットがあります。自身の周囲で自己表現力が高い人を考えると、次のような特徴が思い浮かぶのではないでしょうか。

協調性が育つ

自らオープンに意見や思いを表現することで、相手も同じように意見や思いを伝えてくれます。良好なコミュニケーションの経験が増える中で、自分の気持ちをコントロールすることを学び、異なる意見も尊重できる協調性が育っていきます。

周囲からの信頼を得て、自己肯定感が高まる

何を考えているかわからない人より、積極的に自身を表現し、オープンな人の方が信頼されるもの。もちろん理解してくれない人もいるでしょう。しかし、自己表現を続けていれば理解してくれる人、信頼してくれる人はどんどん増えていきます。それにより、自分を自分で認められる「自己肯定感」も自然と高まっていくのです。

周囲を尊重でき、自分も大切にできる人を目指すには欠かせない自己表現力。幼いころから子どもの自己表現力を高めることは、未来へのギフトとなるでしょう。

自己表現と自己肯定感は関係ある?

子どもの自己表現力を伸ばすポイント

伸ばしておきたい子どもの自己表現力。それは教室で学んで身につけるというものではなく、家庭を中心に日常で育まれていくものです。中でも親の接し方は重要。どのような点に気を付ければいいのか確認しておきましょう。

親子のコミュニケーションを大切にする

子どもが感情表現や言葉を学ぶ基本は、親とのコミュニケーションです。スマホばかりみて子どもを見ていない、タブレットに子守りをさせている、といったことが続くと、子どもは「泣いても笑ってもムダ」と思ってしまいます。
家事、仕事と忙しい中でも、少しでも子どもと向き合う時間を持ち、今日のできごとなどを話し合いましょう。本を読み聞かせてあげるのも言葉のインプットとしておすすめです。

親が先回りして話さない

子どもに話しかけているのに、親が答えているシーンはよく見ますね。なかなか話さない子だとつい助け舟として代わりに話してしまう、という親も多いでしょう。しかし、これは子どもの感情表現や思いを伝える機会を奪ってしまうことに。無理強いすることはありませんが、子どもが考え、答える時間を待ってあげるように心がけましょう。
一方、ごく幼い間はまだ感情とその名前が一致していない時期。うまく言葉にできないようであれば、「●●して悲しかったね」「寂しかったんだね」など親が子どもの気持ちに寄り添い、具体的な言葉で代弁を。そうすることで、子どもは気持ちを分類することができ、アウトプットできるようになります。

子どもの話をきちんと受け止める

子どもが何か話しているのに上の空だったり、返事を返さなかったり。そんな親の態度は、「自分のことを伝えても他者は受け入れてくれない」と子どものコミュニケーション意欲を失わせる原因に。子どもの話には丁寧に耳を傾け、一緒に感情を分かち合いましょう。どうしても忙しいときは「後で聞くね」と時間を別途設けるといいですね。

まとめ

子どもの自己表現を伸ばし、社会へはばたく土台としよう

生まれつきおしゃべりな子どももいれば、引っ込み思案の子どももいます。しかし、多くの人とコミュニケーションを取りながら生きる社会では、自己を表現する力は誰もが必要とされるもの。「うちの子は自分のことをあまり話さないかも」と気になったら、積極的にコミュニケーションの機会を設け、思いや感情を話せるように優しく促してあげましょう。

まずは親自身が自己表現をしっかりと

子どもの自己表現の一番の手本は親。親が率先して自分の思いを素直に伝え、喜怒哀楽の感情豊かに過ごすことを心がけましょう。そうすれば、子どもの自己表現力も自然と育っていくはずです。

逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督 (へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。
逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督(へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。

 

関連記事

幼児教育の豆知識 よくある質問

コース案内

2025年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

  1. 【ここだけの子育て成功術~厳選セレクト vol.62】子どもの力を信じることの大切さ

  2. 【ここだけの子育て成功術~厳選セレクト vol.61】教育とは、ひたすら…

  3. 2025年10月30日:『MEP説明会』のご案内