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子育ての知恵ぶろぐ

第201回 「いただきます」の心を育てることが幼児教育の基本

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食事をするときに
「いただきます」と言ってから
食事をいただき、食べ終わったら
「ごちそうさま」と言って食事を終える、
そんな日常の感謝の言葉が
だんだんなくなりつつあります。
日本スポーツ振興センターの調査によると、
家で食事をする際に
「キチンとあいさつをする」
という小学生は52パーセント、
中学生に及んでは37パーセントでした。

「飽食の時代」と言われて久しくなりますが、
あまりの食の豊かさは
「食」への感謝の気持ちを忘れさせ、
「食」への深謝の言葉さえ
奪ってしまっています。
学校給食の現場では、
こんな問題が起こっています。

「給食費をきちんと払っているのだから、
今後うちの子に『いただきます』なんて
言わせないでほしい」
という抗議の声を上げる母親がいるそうです。

また、
「『遠足に行った日は給食がないのに、
その日の給食費はどうなっているの?』」
という小学生もいるようです。
『タダで食べさせてもらっているわけではない』、
『お金を払って食べるのだから、
なぜいただきますと言わなければならないのか』
という考えから発した言葉なのでしょうが、
『いただきます』の本来の意味すら
わからない親がいることは、
なんとも情けないことです。
今はお金さえ払えば、
食べたいものが手に入る時代です。

通学中の電車の中でおにぎりを食べ、
塾帰りにハンバーガーをかじる子どもたち。

彼らの前には手本となるべき親の姿は
ありません。
問題の本質は、
食べ物に対する感謝の気持ちが
失われてきていることです。

私たちは動植物の命を「いただく」ことで
生きています。

お金を払うか、払わないかに関係なく、
命をいただいていること自体に
感謝しなければいけません。
そんな単純なことでさえ
理解ができない人たちが増えています。

学校給食の挨拶を巡っては、
実は以前から論議が絶えませんが、
大事なことは、
「命はお金には変えられない」ということを、
食を通じて子どもたちに伝えることです。
宮崎県では十年以上も前から、
食事の際に「いただきます」を言うことを奨励し、
食の大切さを再確認する県民運動に
取り組んでいます。

日本人は古来、食物を含めすべてのものに
感謝することを大切にしてきました。
戦後教育で、それは若干薄れてしまいましたが、
自然に感謝する気持ちは、
飽食の時代だからこそ非常に大切です。

「命をいただく」という単純ですが、
大切なことに気づける心を育てていくことが
教育の第一歩です。

そこから食育が始まり、
すべての教育が始まるのです。
へーグルが開催するPADなどの講座では、
みんなで食事をいただくときに、
次のような言葉を全員で唱和してから
食事をいただくことにしています。

まず、食事をいただくときは、
「感謝して、ありがたく
このお食事をいただきます。

いただきます。」

食事を終えるときは、
「このお食事を無駄にすることなく、
日々の勤めに励むことを誓います。
ごちそうさまでした」と。
このような言葉を日々発することが、
感謝の気持ちを自然と育てます。

そのような気持ちが土台となって、
その上にすべての教育が
積み重ねられていくのです。
~志のある人間に 第203回
『「いただきます」の心どこに』を参照~

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