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①幼児期からの右脳開発・右脳教育

子育ての知恵ぶろぐ 第471回 フィンランド教育の現状から見える教育の本質 ― 世界の教育研究が示している本当の学力の仕組み ―

フィンランド教育の現状から見える教育の本質「暗記vs思考」という誤解

近年、教育の世界では
よくこう言われます。

「暗記教育は古い」、
「これからは思考力の時代」、
一見すると正しいように聞こえます。

しかし実は、世界の教育研究では
この考え方は半分しか正しくない
ことが分かっています。

なぜなら、思考力は知識の上にしか
成立しない
からです。

これは今、脳科学や認知科学の
研究でもはっきりしてきています。

脳は「知識」を材料にして考える

人間が考えるとき、
脳の中では何が起きているので
しょうか。

実は脳はゼロから考えているわけでは
ありません。

脳は、記憶、知識、経験、
これらを組み合わせて
思考を行っています。

これは認知科学でワーキングメモリ
(作業記憶)という仕組みとして
研究されています。

ワーキングメモリの研究

教育心理学者ジョン・スウェラー
(John Sweller)の研究
では、
人間のワーキングメモリは
同時に処理できる情報が
非常に少ないことが分かっています。

基礎知識がない子どもは、
問題を考える前に脳の処理能力を
使い切ってしまうのです。

例えば、九九を覚えていない子どもは、
文章問題を解くときに
頭の中でこうなります。

「7×8っていくつだろう…」、
ここで思考が止まります。

一方、九九が瞬時に出る子どもは
計算に脳を使わないので、
問題の意味を考えることに
脳を使える
のです。

世界の教育研究が示している結論

この研究から世界の教育学では
次のことが分かっています。

知識が多い子どもほど
思考力が高い
ということです。

教育学者E.D. Hirschは
こう述べています。

『思考力とは、知識を使う
能力である』

知識がない状態では
思考はできないのです。

なぜフィンランド教育が崩れたのか 
〜フィンランド・日本・
エストニアから見える本当の教育〜

近年、教育の世界では
「フィンランド教育」が
理想とされてきました。

かつては世界一とも言われ、
多くの国がその教育制度を
参考にしてきました。

しかし、最新のPISA
(国際学力調査)の推移を見ると、
興味深い変化が起きています。

かつてトップだったフィンランドは、
数学・科学ともに
順位を大きく落とし、
特に数学では20位まで
低下
しています。

かつて世界一と呼ばれた
フィンランド教育では、
暗記を減らす、詰め込みをなくす、
探究学習中心、という改革が
行われました。

しかしその結果、語彙力低下、
数学力低下、読解力低
下が
起きました。

フィンランド国内の研究機関の
調査で、日本で中学3年生にあたる
学生の3分の2が
「100ユーロの20%はいくらか」
といったパーセント計算ができない
という壊滅的な結果
が出ています。

子どもたちの自主性を
極端に優先した結果、
理数系の勉強を避ける子どもが
増えてしまった結果
ではないか
と考えられています。

この現状に対して、
フィンランド政府は
「義務教育の年限を2年延ばす」
という苦肉の策をとっています。

結局、知識の土台が弱くなり、
結果思考力まで
落ちてしまいました。

一方、日本は一度順位
を落としながらも
再び上位に回復し、
安定した成果を出しています。

そして最も注目すべきは
エストニアです。

後発でありながら急激に成長し、
現在は世界トップレベルにまで
到達しています。

エストニアは小国でありながら、
デジタル教育と基礎学力の両立に
成功し、短期間でトップレベルに
到達
しました。

これは、
「後発でも教育は変えられる」
という強い証明です。

日本の教育は実は合理的

日本では昔から、九九、漢字、
音読などを大切にしてきました。

これは単なる暗記ではありません。

実はこれは、思考力を支える
基礎回路を作る教育
なのです。

例えば、九九が自動化されると
脳の中では計算が「反射」に
なります。

すると、脳の思考領域
(前頭前野)がより高度な思考に
使えるようになります。

教育において重要なのは、
「何を教えるか」ではなく
「どのように能力を引き出すか」
ということです。

知識の詰め込みだけでは
伸びません。

自由にさせるだけでも伸びません。

必要なのは、・基礎力・記憶力・
思考力・集中力・イメージ力、
これらをバランスよく
育てることです。

「S1・S2プリント」、
「ジュニア思考の算数」、
「思考の算数」などで
学力の基盤を育てている
ヘーグルの子どもたちは
理数系に強い子がほとんどです。

それは、まさにこの
「学力の土台となる能力」
を育てているからです。

単なる学力ではなく、
「学び続ける力」「理解する力」
「発想する力」を幼児期から
育てていきます。

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