子育ての知恵ぶろぐ

〜ヘーグル公式ブログ〜

2019年7月3日
by ヘーグル
第211回「コミュニケーション能力の大元は 意外なつながりが?」 はコメントを受け付けていません。

第211回「コミュニケーション能力の大元は 意外なつながりが?」

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全国の公立小学校で起きた
校内暴力の件数が年々増加していることが、
文部科学省の調査でわかりました。

調査結果によると、
中学校の校内暴力はほぼ横ばいで、
高校は「微増」程度にとどまっていますが、
小学校の件数増加が際立っています

小学校の校内暴力の内訳は
「対教師」「児童間」「器物破損」
に分けられますが、
「児童間」は減少傾向にあるものの、
「器物破損」は増加傾向、
「対教師」については、
かなりの増加傾向でした。
東京都内の小学校の給食時に
男子児童に配膳の順番を守るように
注意した男性教師は、
「うるせえなあ」との大声に続いて、
あざができるほど何度もぶたれました。

別の都内の小学校では授業中、
児童が集団で教師に
はさみや消しゴムを投げつけ、
授業をとりやめました。

先生に対して突発的に暴力を振るう子どもに
どう対応するかが課題になっていますが、
小学校の校内暴力は
特定の児童が繰り返す傾向が強く
対策の検討を急いでいます。

暴力が教師に向けられるケースが
増えている件については
「中学の生徒指導に比べ、
小学校はノウハウが未熟」
と指摘する声もありますが、
暴力行為の背景は複雑です。
神奈川県教委の担当者は
自分の気持ちを伝えられず、
暴力に訴える事例が多い
と指摘しています。

家庭での虐待などが
要因として指摘されるほか、
子どもたちのコミュニケーション力の低下を
挙げる声も多くあります。

この
「子どもたちのコミュニケーション力の低下」
については、
別の側面からも窺い知ることができます。
現在の日本で
食料の輸入がすべてストップしたら、
1日の食事のメニューはどうなるのかという
シミュレーションを農水省がまとめています。

主食の米は、朝・夕食に各茶わん1杯。

おかずは夕食に焼き魚一切れを食べられますが、
朝と昼はジャガイモやサツマイモで賄い、
みそ汁も二日で一杯だけです。
このシミュレーションを受け、
5年生の児童が自分たちで栽培・飼育した
農作物や家畜だけに頼った食事をとる、
一泊二日の体験学習が
新潟県上越市の小学校で行なわれました。

雪に閉ざされる冬場の4ヶ月間を、
それまでに確保した食糧だけで
生き延びるという現実に起こりうる、
日本の食糧事情を子どもたちが
体験する試みです。

児童は学校に泊まり、
昼食、夕食、翌朝の朝食の三食分を
調理して食べます。

例えば、ある年には、
56人の5年生が参加し、
学校で借りた水田や畑で栽培した
米やジャガイモ、
児童がエサを与え育てた豚の肉などを
1泊分の食料にしました。

1食を約113キロカロリーとした1食分は、
通常の5分の1から10分の1の量です。

1人あたりの豚肉は約10グラム、
ご飯やゆでたジャガイモなども
2~3口分しかありません。

豚肉はスープの具にして
空腹感を減らすなどの工夫をしました。

それでも翌朝、空腹で気分が悪くなり、
保健室に駆け込む児童もいたといいます。
「(飢餓の国では)毎日このような生活を
していると考えたらすごく驚きです」

「育てた野菜、世話をした豚(の味)を
かみしめて2日間すごしました」

など、児童の文集には、
様々な感想が並びました。

体験後は給食を残さなくなり、
好き嫌いがなくなった子どもが
多いそうです。

同小学校の教諭は
「体ごと『食』を実感し、
子ども自身で、
食の大切さや感謝の気持ちを
学ぶことが大切」
と話しています。
飽食の国・日本で、
食べ物の大切さを次世代に伝える動きは、
少しずつ広がっています。

食べ物に関する話と、
最初の校内暴力の話には、
一見共通点がないように見えますが、
実は食べ物の好き嫌いの多い子は、
人間関係においても好き嫌いが多い
という報告もあります。

そのように考えていくと、
きちんとした食生活と
子どものコミュニケーション能力との関係は
意外と深いのかもしれません。
ヘーグルは、
コミュニケーション能力に恵まれた子どもに
育てるだけでなく、
与えられた問題に対する処理する能力や
それを諦めずに貫徹する忍耐力を兼ね備えた
「人財」を育てる教育を実践しています。

これら3つの能力を兼ね備えた人間に
育てることが重要と考えているからです。
~志のある人間に
第212回『小学生の校内暴力最多』を参照~

2019年6月26日
by ヘーグル
第210回「ものが二重に見える子どもが増えている”」 はコメントを受け付けていません。

第210回「ものが二重に見える子どもが増えている”」

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最近、「急性内斜視」になる子どもが
増えています

内斜視とは、片方の黒目が内側に寄ったまま
元に戻らなくなってしまうのです。

主な症状としては、
両目の視線が一致しないので、
「複視」といってものが二重に見えて
しまいます。

そうなると、
遠近の感覚や立体の感覚を
とらえることが困難になります。

その原因は
スマホやタブレットの見過ぎです。

患者の多くは毎日3~4時間以上、
スマホや携帯ゲーム機、タブレット端末を
使っているのです。
デジタル機器を長時間使うと、
なぜ片目が内側に寄るのでしょうか。

日本弱視斜視学会理事長で、
浜松医科大病院教授の佐藤美保医師
(小児眼科)によると、
小さい画面のデジタル機器は
顔を近づけて見ることが多く、
ピントを合わせるために
寄り目になってしまうといいます。

その状態を長時間続けることで、
利き目ではないほうの眼球が
元に戻りづらくなることが
考えられるのです。
自然に治るケースは少なく、
重症化すれば手術が必要になります。

また、
両目でものを立体的に捉える脳の機能は
5歳ごろに完成するため、
それまでに複視の症状が表れると、
運動能力の発達が阻害される
可能性もあるので特に注意が必要です。
では、デジタル機器を使う際、
どんなことに注意すればいいのでしょうか。

大阪大大学院生命機能研究科の
不二門(ふじかど)尚(たかし)
特任教授(眼科学)は、
書籍は目から平均約30センチの距離で
読まれますが、
スマホの文字は拡大しない場合、
平均約20センチにとどまるとの
報告を引用しながら、
「20センチだとピントを合わせる負担が
大きすぎる。
デジタル機器も意識して、
(目から)30センチ以上離すべきです」
と警鐘を鳴らしています。

実際、韓国の研究機関が
7~16歳の急性内斜視患者12人を調べ、
16年に公表した論文によると、
全員が日常的に30センチ以下の距離で
スマホ画面を見ていたそうです。

不二門さんによると、
30分以上続けて読書をするグループは、
そうでないグループより
1.5倍近視になりやすいとの報告があります。

より長く屋外で活動するほうが
近視の進行を抑えられることも
分かっています。

そのため、
「デジタル機器を使う時も
30~40分に1度は目を休め、
外で遊ぶ時間を増やすことが有効です」
と呼び掛けています。
世界的サイバー心理学者として知られる
メアリー・エイケン博士が、
デジタル・テクノロジーが
人間にどのような影響を与えるか、
とりわけ子どもの成長への影響を
発達段階ごとに見ながら、
子育ての中での影響を
科学的にまとめた話題の新刊
『サイバー・エフェクト
子どもがネットに壊される
――いまの科学が証明した
子育てへの影響の真実』
の中でこう語っています。

子どもの発育に関する専門家で、
NPO「ムービング・トゥ・ラーン」の
創設者としても知られる
発達期作業療法士のクリス・ローワンは、
次のように、
子どもにタブレットや携帯電話の画面を
見せるのを制限することを推奨しています。

〇3~5歳児の場合、
 テレビの視聴は1日1時間に限定する。

〇13歳未満の子どもに、
 ハンドヘルド機器やビデオゲームを
 与えることは勧められない。
 また13~18歳までは、
 ビデオゲームは1日30分以内に
 制限することが望ましい。

ローワン氏によれば、
いまや子どもの3人に1人が、
発達が遅れた状態で学校に入学しており、
識字能力や学業成績に悪影響が
出ているのです。
たとえば英国では、
教員・講師協会(ATL)が、
未就学児のタブレット使用の
一般化に伴う問題(注意持続時間や
運動能力、敏捷性、会話能力、
社会性に関する発達の遅れ、
ならびに攻撃的・反社会的行動や肥満、
疲労感の増加)が拡大しつつあると
発表しています。

タッチパネルを巧みにスワイプできるのに、
積み木で遊ぶのに必要な手先の器用さは
身につけていない
――そんな子どもが入学してくることが
増えていると、
英国の教師たちは報告しています。

2019年6月19日
by ヘーグル
第209回「才能の「10歳の壁」を乗り越える“夏”」 はコメントを受け付けていません。

第209回「才能の「10歳の壁」を乗り越える“夏”」

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「10歳の壁」とは、
小学校4年生前後の時期に
子どもが直面しかねない、
勉強面や内面的成長の変化を指す言葉です。

そのような「壁」は、
どうして立ちはだかるのでしょうか?

「10歳の壁」「9歳の壁」「小4の壁」とは、
年齢に応じた子どもの発達段階と
深く関連しており、
教育界ではよく知られた現象です。

文部科学省は、
小学校高学年における発達段階の特徴を
以下のように説明しています。

9歳以降の小学校高学年の時期には、
幼児期を離れ、物事をある程度対象化して
認識することができるようになる。

対象との間に距離をおいた分析が
できるようになり、
知的な活動においても
より分化した追求が可能となる。

自分のことも
客観的にとらえられるようになるが、
一方、発達の個人差も顕著になる
(いわゆる「9歳の壁」)。

身体も大きく成長し、
自己肯定感を持ちはじめる時期であるが、
反面、発達の個人差も
大きく見られることから、
自己に対する肯定的な意識を持てず、
劣等感を持ちやすくなる時期でもある。

また、集団の規則を理解して、
集団活動に主体的に関与したり、
遊びなどでは自分たちで決まりを作り、
ルールを守るようになる一方、
ギャングエイジとも言われるこの時期は、
閉鎖的な子どもの仲間集団が発生し、
付和雷同的な行動が見られる。

(引用元:文部科学省|
3.子どもの発達段階ごとの特徴と
重視すべき課題)
ひとことで言うと、
子どもの成長は9~10歳の時期に
大きく転換するのです。

これまでは具体的なモノや数以外を
認識するのは困難でしたが、
抽象的な概念も理解するようになります。

臨床心理士の大須賀隆子・准教授
(帝京科学大学)によると、
発達段階に合わせ、
小学校の学習で抽象的思考が
必要とされはじめます。

しかし、子どもの発達には差があるため、
まだ抽象的思考を獲得していない子どもが、
たとえば算数分野では
分数や割り算の学習につまずいてしまい、
「10歳の壁」「9歳の壁」「小4の壁」を
越えられない子どもが続出するのだそうです。
ヘーグルでは、この「10歳の壁」が来る前に、
能力開発の仕上げをするべきだと考えています。

つまり、遅くとも小学4年生までに
PADのすべての講座を受講しておきたいのです。

そして、小2~小3のうちに
壱萬会生になっていてほしいのです。

小1でPAD潜在能力開発初級講座
小2でPAD潜在能力開発高速学習記憶基本コース
小3でPAD潜在能力開発中級講座
小3もしくは小4で
PAD潜在能力開発高速学習記憶実践コース
といった具合です。

遅めよりは早めの受講の方が、
能力開発には有利になります。
多くの先輩諸君が、
これらの講座をきっかけに
能力を飛躍的に伸ばしています。

ジョージア工科大学を首席で卒業したN君は、
今でも波動読みができます。

「波動読みをしている時、どのように入りますか?」

「とても速いスピードで、
物語のようになって頭に入ってきます」

「大学の厚いテキストを読む時も、
波動読みで読みますか?」

「もちろんです。波動読みができるからこそ、
勉強時間の短縮もできるし、
生活面での時間の余裕もできます。
何より気持ちの面でも余裕ができることが
ありがたいです」

「勉強時間は、他の人と比べてどうですか?」

「5分の1の時間でできます」

「記憶については、
何回くらい繰り返せば覚えられますか?」

「1回で大体覚えられます。
1度覚えて、テスト前に少しだけ確認すれば
大丈夫です。
勉強に関しては、
1回見れば十分覚えられます」
スイスの中学校に留学後、
アメリカの高校を経て、
アメリカの三大医学部の一つである
カリフォルニア大学医学部に通学中の
M君にも尋ねました。

「へーグルでは、
右脳を使うことができるということで
波動読みを実践しますが、
メリットはありますか?」

「あります。
特に、記憶力は、ハンパないくらい
自信があります。
大学の友達は、
金曜日にテストがあるよと発表されると、
4日前の月曜日から毎日勉強するみたいですが、
僕の場合はいろいろなことをやっているので、
全然勉強する時間が取れず、
前日の木曜日の夜に
5〜6時間だけしか勉強しなくても、
友達よりも点数が獲れたりします。
特に記憶については、へーグルに大感謝です。
友達からも、
そんなのはあり得ないと驚かれます

「今でも右脳が使えているという実感は
ありますか?」

「それは100%あります。
小さい頃からへーグルでやって来たことが、
大学生になった今、
自分の身になっていることをさらに実感します。
アメリカの高校に行ってから、
もともとスキーをやっていましたが、
腰を痛めてしまい、
スイミングに切り替えたのですが、
高校1年の時に
ニューイングランド州の大会に出て、
平泳ぎで優勝しました。
次の年には、またも優勝し、
さらに新記録も出すことができました。
自分は、
イメージをすることができるのですが、
おそらく自分がイメージ力を
身につけていなければ、
できなかったと思います。
相当のプレッシャーがかかりましたが、
強い自分をも確立していたお陰で
できました。
大会前は、
毎日うまくいくイメージをしていました。」
今年の夏のPADから、
小さなお子さんが受講した時、
年齢の高いお子さんたちの中で
表彰等でなかなか受賞できづらいといった声を
耳にしましたので、表彰システムを見直し、
誰もがさらに自信の持てる状況を
作り出していきますので、
なるべく早めの受講をお勧めします

2019年6月12日
by ヘーグル
第208回「子どもの輝く未来をつくる 『感謝の心』と『素地力』」 はコメントを受け付けていません。

第208回「子どもの輝く未来をつくる 『感謝の心』と『素地力』」

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社会活動家:上所重助氏(かみところしげすけ)の
作品の中で「おかげさま」という有名な詩が
あります。

「おかげさま」

夏が来ると「冬がいい」と言う 
冬が来ると「夏がいい」と言う

太ると「痩せたい」と言い 
痩せると「太りたい」と言う

忙しいと「暇になりたい」と言い 
暇になると「忙しい方がいい」と言う

自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い 
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
 

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
 

衣食住は昔に比べりゃ天国だが 
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり

 
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか

 
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう

 
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と
暮らしたい
計23年間プロ野球4球団で監督として
選手の育成に関わってきた野村克也氏は、
この詩から、
現在の選手に最も欠けているものは、
「感謝の心」だと、
氏の著書「野村ノート」の中で語っています。

彼は「我々の時代はそれが当然だったが、
親に楽をさせたいという思いが
一流と呼ばれる人たちの原動力だった。

逆にいえば、一流と呼ばれる人間で
親を大切にしない者はいなかった。

親孝行とはすなわち感謝の心である。

この感謝こそが人間が成長していくうえで
もっとも大切なものである、
というのが私の持論であり、
そうした成長の集大成がチームとしての
発展につながっていく」と説き、
「人づくり」の重要性を説いています。

そして、「人づくり」をベースに、
次の五原則に従って監督を続けてきた
言います。
①「人生」と「仕事」は常に連動しており、
仕事を通じて人間形成、人格形成を
していくものだということ。

人間は「生きるため」と「存在するため」
に生まれてくる。
すなわち価値観と存在感だが、
その人の価値や存在感は
他人が決めるものであり、
他人の評価こそが正しい
ということになるという
「人生論」が確立されていないかぎり
良い仕事はできないということを
肝に銘じておくこと。

③野球をやるうえで重要なのは、
「目」(つけどころ)、「頭」(考え方)、
「感性」(感じる力) の三つであること。

④技術的能力の発揮には次の三点、
「コツ」(自身の感覚)、
「ツボ」(相手の情報をおさえる)、
「注意点」(自身に対する意識付け)が
重要となること。

⑤情報収集と活用、観察力、分析力、
判断力決断力、先見力、ひらめき、
鋭い勘等々、無形の力を身につけることが
極めて重要であること。
以上のことを実行するためには、
猛練習で基礎体力作りや
技術力のレベルアップに励むことが
前提であるとし、
だから、プロフェッショナルとは
「当たり前のことを当たり前にやる」
ということになると結んでいます。
この野村氏が掲げる五原則は、野球だけでなく、
仕事、生活、そして教育にも
共通する部分があります。

五原則の中にある能力・スキルを
身に付け発揮するには
猛練習でベースを作ることが重要と言っていますが、
ヘーグルは子どもが全ての分野で
より高い成果を発揮できるように、
あらゆる能力の時代=「素地力」をつける教育を
行っています。
~志のある人間に 第206回『野村ノート』を参照~

2019年5月29日
by ヘーグル
第207回「東京の高校出身者はノーベル賞を取れない事実」 はコメントを受け付けていません。

第207回「東京の高校出身者はノーベル賞を取れない事実」

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日本のノーベル賞受賞者は、
2018年に本庶佑氏が生理学・医学賞を受賞し、
累計25人となりました。

その中で、出身大学別にみると、
トップは京都大学で8人、次は東京大学で7人、
3位は名古屋大学で3人です。

1人だけの大学は、神戸大、埼玉大、東工大、
東北大、長崎大、北海道大、山梨大
なります。

これらの大学は、すべて国立大学です。

これは、日本の国立大学の研究設備の充実度、
分配される予算の優位性等によって
指導者の高い質の確保ができる点で
有利になります。
25人の出身高校を見てみると、
東京都内に高校を卒業したのは、
利根川進氏(都立日比谷高校)一人です。

利根川氏は、
日比谷高校に近い東大には進学せず、
あえて京都大学理学部に進学しました。

7人の東大出身者は、全員地方の高校出身者です。

「数学のノーベル賞」と言われる
フィールズ賞の日本人受賞者は3人で、
3人の出身高校は、
小平邦彦氏は都立小石川高校
(松本深志高より転入)、
広中平祐氏は山口県立柳井高校、
森重文氏は私立東海高校です。
なぜ、都内の進学高校から
ノーベル賞受賞者が出ておらず、
大成しないのでしょうか。

その理由を考えてみましょう。
①東京の中高一貫教育校に入学する生徒は、
比較的経済的に裕福な家庭で育ち、
大学まで自宅から学校に通うタイプが多く、
荒波に揉まれる機会がない。

②小学校低学年から塾漬けで、
目標意識もないまま
大学合格にゴールを置き、
要領のいい勉強ばかりしてきたため、
大学に入っても熱中するものが
見つけられない。

③大学に入っても
同じ高校から進学してきた先輩なども多く、
大学での裏情報
(どの教授の単位が取りやすい等)が
手に入れやすく、 壁にぶつかることも
少なく要領よく卒業できる。

といったことが考えられます。
東大生は、3つに分類できると言います。

①燃えている学生
②燃え尽きた学生
③冷めた学生

①の学生には、地方の公立高校出身者に多く、
地元、家族から離れて
自ら自分の居場所を見つけ、
一人でいろいろなものを
積み上げなければなりません。

一度結果に恵まれると、
どんどん伸びていくのが
このタイプの特徴です。

②の学生には、東大一直線で来た進学校に多く、
勉強のやり方を教わってきたので、
自ら試行錯誤した経験が少なく、
大学の学問にどう向き合ったらいいか
わからないタイプです。

③の学生は、首都圏出身者に多く、
周りの高校の同級生が多く、
情報を簡単に手に入れることが出来、
簡単に単位を取ることができます。

自宅から通っているので、
困難を感じることもなく、
次第に大学がつまらないと感じてしまい、
熱中することもできないタイプです。

①のタイプの学生を輩出するのは、
地方の名門高校です。

都内の進学高校は、基本的に「詰め込み型」で、
進学実績を出していくのですが、
地方の名門高校は、「探求型」の指導をしています。

将来の素地を作る指導法なのです。

これからの時代に活躍できる子に育てるには、
子どもの個性を尊重し、
できるだけ主体性をもって
物事に取り組む姿勢を育み、
時には回り道をさせることも必要です。

そして、どんな人の意見も素直に聞き、
自分なりの意見をきちんと持てる人間に
育てていくことが重要です。
最近の日本人は、
どんどん小粒になってきています。

世界的な上位日本企業も減り、
ビッグスケールな人間が減っている気がして
なりません。

世界に通用する人物を共に育んでいきましょう。