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幼児教育の豆知識

4歳児との向き合い方~反抗期の子どもにどうやって接する!?

4歳になると、親だけでなく、周囲にも反抗的な態度を取る子が目立ち始めます。
2歳児の「イヤイヤ期」よりも不可解な言動・行動が増えるせいか、約半数の親が子どもに対してイライラしたり、どうしたらよいかわからないという悩みを抱えています。[注1]
そこで今回は、反抗期を迎えた4歳児の特徴や、接し方についての情報をまとめました。
[注1]ベネッセ教育総合研究所「第5回幼児の生活アンケート」
https://berd.benesse.jp/up_images/research/YOJI_all_P01_65.pdf

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暴言や暴力をふるうことも!4歳児の反抗期の特徴

何に対しても「イヤ!」と言い続ける2歳児のイヤイヤ期に対し、4歳児の反抗はぐっとバリエーションが増えます。
具体的にどんな態度・行動を取るかには個人差がありますが、ここでは代表的な4歳児の反抗期の言動・行動をまとめました。

1. 他人に指示されることを嫌がる

4歳児になると、9割以上が保育園または幼稚園に通い始めます。[注2]

決まった時間に登園しなければならないので、これまで以上に「幼稚園に行く準備をしなさい」「早くご飯を食べなさい」と言う機会が増えますが、こうした指示に対して「イヤ!」と反抗するようになります。

2歳児の「イヤイヤ期」と似ていますが、言葉や体が未発達で、やりたいことができなくてイライラする2歳児とは異なり、4歳児の「イヤ」は自分がやりたくないことに対する反抗がもとになっています。

やらなければならないことと、やりたいことは必ずしも一致しませんので、日常生活の至るところで4歳児の「イヤ」に振り回されるようになります。ときには「イヤ」という言葉すら使わず、話を聞かないふりをしたり、あからさまに無視したりすることもあります。

2. 要求が通らないと泣きわめく・暴れ回る

自分の要求や欲求が通らないとわかると、突然泣きわめいたり、暴れ回ったりすることがあります。

こちらもイヤイヤ期の2歳児に似ていますが、その場限りの欲求(眠い、疲れたなど)でぐずる2歳児に対し、4歳児は「ママが自分の気持ちをわかってくれない」「今度◯◯に行くと約束していたのに、連れて行ってくれない」など、より複雑な要求に対して不満やストレスを感じるようになります。

親からすると、なぜ突然不機嫌になったのか理解できず、お互いパニックになって収拾が付かなくなることもあります。

3. 暴言を吐く・暴力をふるう

4歳になると「自分ができないこと」にイライラするだけでなく、「他者が自分の思い通りにならない」ことに対して苛立ちを感じるようになります。

不満やストレスの対象が他者に向けられると、「バカ」「アホ」など他人を傷付ける暴言を吐いたり、他人を叩く・蹴るといった暴力を振るったりすることがあります。

とくに不満やストレスがなくても、単純に親や周囲の大人が反応してくれることを楽しんで、わざと暴言・暴力をふるう子どももいます。

「4歳の壁」に直面するのは子どもが成長している証拠

4歳の反抗期は、親だけでなく、ときにはまわりを困らせたり、傷付けたりすることもあります。

イヤイヤ期の2歳児を超え、保育園や幼稚園に通うことになってほっとしたのもつかの間、いわゆる「4歳の壁」に直面してしまうと、「自分の子育てに問題があるのではないか」「我が子の性格に難があるのかも」と思ってしまいがちです。

しかし、4歳児の反抗期は、元をたどれば「自己主張性の発達」によるものです。自分のやりたいこと、したいことが明確になるほど、やりたくないこと・したくないことへの抵抗感は強くなり、反発を覚えるようになります。

さらに4歳児になると体や言葉も発達するため、単純に「イヤ!」と泣くだけでなく、無視する・暴れる・暴言を吐くなど、さまざまな方法で自分の不満やストレスを表現しようとします。

親からすると「素直でかわいい子」が、突然「言う事をきかない反抗的な子」に変わってしまったように見えますが、4歳児の反抗期は体と心が成長しているという何よりの証拠です。自分や子どもを責めるのではなく、「成長している証」と受け止め、上手に対応していくことが4歳児の反抗期問題を解決する近道となります。

冷静に対応するのがコツ!4歳児の反抗への対処法

4歳児の反抗の対処方法
では、具体的にどのような方法で4歳児の反抗期に対応すればよいのでしょうか。ここでは、4歳児の反抗期への対処法を5つのシーン別に解説します。

1. 頭ごなしに叱らずに冷静に話を聞く

先の予定が詰まっているときに「イヤ!」と抵抗されると、つい余裕がなくなって頭ごなしに叱ってしまいがちです。しかし、4歳児の「イヤ」は、目の前のことができなくてイライラする2歳児とは事なり、ちゃんとした理由があります。

理由も聞かずに叱ってしまうと、子どもは「自分の気持ちをわかってくれない」と認識し、ますます反抗的な態度を取ってしまうこともあります。たとえ忙しくても、はやる気持ちをぐっとこらえ、「イヤ」と言われたら「なぜイヤなのか」「何が不満なのか」、その理由を冷静に尋ねてみましょう。

4歳児は2歳児より言葉が発達しているので、「◯◯が××だからイヤだった」など、筋道を立てて理由を説明することができます。理由を聞けば、親の方も子どもの気持ちに寄り添い、一緒に解決策を模索することが可能です。

単純に、話を聞いてもらっただけで満足するケースもありますので、反抗されたら冷静に話を聞くことを意識してみましょう。

2. 複数の選択肢を提案し自己主張の欲求を満たす

自己主張性が強まる4歳児は、ときとして「他人の指示に従いたくない」という理由だけで反抗することもあります。そんなときは1つの物事に対して複数の選択肢を提案する方法が効果的です。

たとえば「ご飯を食べるのがイヤ」だったら、「じゃあ先にお風呂に入る?」など別の選択肢を提示し、子ども自身にどちらが良いか選ばせます。自らが選択することで自己主張への欲求が満たされれば、スムーズに行動してもらえるでしょう。

3. 暴言には「嫌な気持ちになる人がいる」ことを説明する

4歳児が暴言を吐くのは、自分の心の中にあるモヤモヤやイライラを発散したいときか、あるいは相手の反応を面白がっているときがほとんどです。つまりストレス発散や遊びの意識が強く、本気で相手を攻撃したい・傷付けたいと思っているわけではありません。

むしろ自分の暴言によって傷つく人がいることを理解していないケースが多いので、暴言を吐いたときは、その言葉で嫌な思いをしたり、傷ついたりする人がいることをきちんと説明しましょう。

我が子に暴言を吐かれるとショックで、つい感情的になってしまいがちですが、反応を面白がってさらにエスカレートする可能性がありますので、努めて冷静に対処することが大切です。

4. 暴力をふるうときは言葉での説明とスキンシップで対応

子どもが叩く・蹴るなどの暴力をふるったとき、力尽くで押さえたり、叱ったりするのは逆効果です。感情的になってしまう気持ちをぐっとこらえ、子どもをぎゅっと抱きしめる、背中をさするなどのスキンシップを図りましょう。

子どもの気持ちが徐々に収まってきたら、叩かれたり蹴ったりされると痛くてつらい気持ちになるということを冷静に話して聞かせます。

そのうえで暴力をふるった理由を聞き、子どもの気持ちに寄り添ってあげれば、子どもも「暴力をふるうのはいけないこと」「暴れなくてもパパ・ママは自分の気持ちをわかってくれること」を理解し、乱暴な行動を控えるようになります。

5. 甘えたいサインを見逃さない

4歳児になると、下にきょうだいができる子も増えてきます。小さい赤ちゃんに比べると、4歳児は大きな「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」に見えますが、実際には生まれてからまだ4年しか経っていない子どもです。

ときにはパパ・ママに思い切り甘えたいという気持ちから、わがまま勝手にふるまったり、赤ちゃん返りをしたりすることもあります。そんなときは「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」と突き放したりせず、心ゆくまで甘えさせてあげましょう。

なかには「甘えるなんて恥ずかしい」と素直に行動に移せない子もいますので、子どもの様子をよく観察し、「甘えたいサイン」を見逃さないようにしましょう。
 

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