子育ての知恵ぶろぐ 第339回 東大以上の学歴が手に入る海外進学の現実味

先日、『第11回父親セミナー』を
代表と理事長の講義で開催しました。

今回もまた、大好評でした。

その中で、ご紹介した本
「やりたいことが見つからなければ
留学しなさい」山内勇樹著（かんき出版）
を紹介します。

ご存知の通り、世界の大学ランキングは
1位オックスフォード大学（英）、
2位ハーバード大学（米）、
3位ケンブリッジ大学（英）、
スタンフォード大学（米）、
5位マサチューセッツ工科大学（米）と続き、
東京大学は39位、京都大学は68位
（100位以内に入っている
日本の大学はこの2校のみ）です。

最近、このような世界の大学を目指す
日本の子どもたちも
にわかに増えています。

日本の大学入試が
大きく変化していることについては、
以前もお伝えしました。

首都圏の中学入試も
激化の一途をたどっていますが、
子どもたちがあたかも一つの選択肢しか
ないような状況に追い込まれています。

日本の小中学生の不登校児童生徒数は
前年度から48,813人（24.9％）増の
244,940人で過去最多
（2022年10月27日に発表された
『児童生徒の問題行動・
不登校等生徒指導上の諸課題に関する
調査結果の概要』（文科省）と
なっています。

また、学校でのいじめも
海外では減少傾向なのに対して
日本では2021年度の文科省の
調査によれば615,351件と
過去最多を記録しています。

このような日本の教育環境において、
親は多くの情報を仕入れ、
多様な選択肢を持っていることが
とても大切なことです。

その選択肢の一つとして
海外大学進学も視野に入れておくべき
だと思います。

今回ご紹介する本によれば、

1. 普通の子がトップ100の大学に
　 進学している。

2. 「トランスファー（編入）」という
　 方法を用いる。
　 具体的には高校卒業後、
　 現地のコミカレに入学して
　 2年後に4年制大学の3年次に
　 編入する。

3. 学費の工面等の問題もあるが、
　 奨学金やバイト等の収入や
　 就業後の収入等を長期スパンで
　 考える。

など、具体的な方法を
読み取ることができます。

まずは、子どもが成長できる場として
とらえることも重要です。

その中で、
著者は一番厄介な問題を指摘します。

それは、『甘え』です。

自分から意見が言えず、
また、与えられることに慣れ過ぎている
＝必要なものは与えられて当然
＝お金を出してもらっていることに
感謝しない子どもは留学に向いていない、
と言います。

逆に言えば、
「子離れできない環境」
「子どもを厳しく躾けられない環境」
にあるのであれば、
「海外留学」はおすすめです。

とにかく
自分一人でやっていくことが必要であり、
このような体験を通して「生きていく力」や
「問題解決能力」を身につけることが
できるからです。

また、海外大学進学は、
単に学歴を手に入れるだけではなく、
何を学びたいのかが重要に
なってきます。

日本の人口は2004年12月に
ピーク12,784万人を迎え、
2050年に11,522万人、
2100年には4,771万人になると
予測されています。

人口が減り、国家間の経済格差も
ますます広がっている状況は、
私たち親世代が育った
真逆の環境と言っても過言では
ありません。

まずは、これからの時代を生きる
子ども個性を見つめ、
将来像をきちんと描いていくことが
求められます。

まずはヘーグルで『素地力』を
きちんと身につけさせてあげましょう。

『第11回父親セミナー』の内容は、
これからの必要とされる教育の本質を
語っています。

来週5月26日金曜日より
YouTube限定公開で
5月31日水曜日までの5日間、
配信いたします。

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お友達にもお知らせいただいて
結構です。

多くの方にご覧いただいて、
少しでも気付きの場となればと思います。